その裁きは死 ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ホーソーンシリーズ第2弾
    初めはあれ?前作と同じような展開だなと読み進み、勿論序盤にヒントが多くあることは注意してた。展開してく中で各場面印象付ける描写が弱くラストのスリルさも前作のの方が面白かったと思えてしまった。しかしながら、ミスリードや間抜けなトニーは面白く楽しめたかな

    好きなフレーズ引用
    この時点でわたしはすでに手がかりを3つ見のがし2つ読みちがえていた
    それに息子はあんたの本をよんでるしな!
    以上はみなこれから描写する場面への言いわけである

  • 面白かった。
    オーソドックスな海外ミステリのスタイルで読み始め、ついつい最後の謎解きに至っては、張り巡らされた伏線や、読み返し後の大胆な快感など、趣向を凝らしたクライマックス部分に、相変わらずの脱帽。
    全体的にキャラが好みでないので、自分的に読書中の没入感はないのだけど、不思議に最後で落ち着いちゃうのが何とも言えない。
    3冊契約なので次で手仕舞いかと思ったら、予定は10冊だそうな。
    最近出た3冊目を読んでから、カササギに移ります!

  • 【推理小説入門しました】

    読みにくいイメージがあり
    今まであまり読んでこなかった探偵もの。
    本作、読みやすいっす!

    海外の言語→翻訳→日本語
    の日本語がどうにもスッと入ってこず苦手で、
    翻訳者さんとの相性の問題なのか?
    それとも作者さんの表現が関係するのか?
    とにかく翻訳感なくしっくり入ってきた!

    またまたよく調べずシリーズ物の途中から読み始めた私だが
    一作目から読もうかな!
    ホーソーン氏がきになるき。

    余談ですが。
    今回もまた中古で手に入れた本作なわけです。
    さて読もう!と開くと
    なにやらA5サイズを半分に折った紙が挟まっている。
    開いてみると、登場人物紹介のページのコピー。
    なるほど、該当ページにきっちり開いてコピーしたんだな、という折り目がある。
    しかしそれだけでは終わらない。
    3人の人物名にオレンジの蛍光ペンで線が引いてある。
    こ、これは…!!
    怪しすぎるトラップ。
    本屋さん、買い取ったときにチェックしないのか?
    あまりじっくり見ないでしおりとして使おう。
    読了後。
    最後に気になってもう一回コピーを開いてみる。

    ネタバレではなかった。笑
    覚えにくい人物名に線引いたのかな?
    こういう事件も嫌いじゃないぜ。
    この本の前の持ち主さんも
    一所懸命読んだんだなーって。
    いいねいいね!
    本っていいね!
    読書って楽しいね!

  • 年末のミステリー賞にかならず名前が載るホロヴィッツの作品。手掛かりが残されているのに、何気ない一場面となっていてすっかり見過ごしてしまう。またミスリードへ誘う手がかりのうまさに圧倒されてしまいます。このホーソーン・シリーズは全十冊予定でただいま2巻目。秘密のベールで包まれるホーソーンという人物、これからどうなっていくのでしょうね。

  •  元刑事で現ロンドン警視庁顧問のホーソーンと、彼に頼まれ、その捜査記録を本にすることになった作家のホロヴィッツが難事件に挑むシリーズの2作目。
     今回の事件は、離婚を専門とする裕福な弁護士が、自宅で瓶入りの高級ワインで殺されるというもの。現場の壁には謎の数字が残され、弁護士の周辺は疑わしい人物ばかり。

     スマホもインターネットもある現在でありながら、壁のメッセージや過去のある出来事といった古典的なモチーフもあって、ホーソーンを出し抜こうとする主人公と犯人は誰かと推理するのも楽しい1冊です。そして、決して明かそうとしないホーソーンの私生活もちらりと見えたりもして。

     シリーズはまだ残り8作。しかも来年には『カササギ殺人事件』の続編もあるとか。楽しみ、楽しみすぎる!!

  • このコンビに甘い魅力を感じない。ホーソーンのキャラクターが嫌なおっさんなのは前回から引き続きだが、トニーもつまらない男だ。しかし、謎解きのワクワク感はとても良い。
    長路洞、調べたけど、ヒットするものがないので、鍾乳洞とか地底探検みたいなものかな????

  • 相変わらずホロビッツは、心身共にに追い詰められズタボロになりながら何故か相棒解散にならないのが最大の謎!
    確かにリアル事件は途中でやめられない!
    次々と怪しい人間が浮上して決定と思われてからの別展開が凄く、今回も満足の面白さだった。
    ただ、登場してくる元・現警察関係者の下品で高圧的な態度にはかなりイラッとした。ホロビッツの表現にかなりの悪意を感じてしまった。

  • めちゃくちゃ面白かったです。
    そして細かな積み重ねから、意外な真実をうつし、なおかつもう一つどんでん返しする。
    すごい。

  • これは犯人最後までわからなかった。
    ミスリードのために用意された仕掛けも緻密で、今回も文句なしの一品。
    (ホロヴィッツだけに)超絶技巧とはよく言った。

  • 前のかんよりおもしろいな〜とおもった アンソニーと同じように考えてだよねだよねと読んでいたのに違かったのでくやしい 次がたのしみ

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著者プロフィール

Anthony Horowitz
イギリスの作家。1979年、冒険小説『Enter Frederick K. Bower』でデビューし、YA(ヤングアダルト)作品「女王陛下の少年スパイ!アレックス」シリーズ(集英社)がベストセラーとなる。ドラマ『刑事フォイル』の脚本、コナン・ドイル財団公認の「シャーロック・ホームズ」シリーズの新作『シャーロック・ホームズ 絹の家』(KADOKAWA)なども手掛ける。アガサ・クリスティへのオマージュ作『カササギ殺人事件』は、日本でも「このミステリーがすごい!」「本屋大賞〈翻訳小説部門〉」の1位に選ばれるなど、史上初の7冠に輝く。続く『メインテーマは殺人』『その裁きは死』『ヨルガオ殺人事件』(以上、東京創元社)も主要ミステリランキングで首位を取り、4年連続制覇を達成した。


「2022年 『ホロヴィッツ ホラー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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