生き残った帝国ビザンティン (講談社学術文庫) [Kindle]

著者 : 井上浩一

• 講談社 (2008年3月11日発売)

感想・レビュー・書評

[zoologicさんの感想 · 2023年7月25日]

なんとも悲しい話。そして憎めないビザンティン人。職場にいても仲良くやれそうではないけど。そもそも始まりがローマ帝国の東半分ってのが儚げやし。しかし、そっから千年も続くとは。繁栄と衰退を繰り返して、最後はオスマントルコに囲まれて。きっといい街だったんだろうなと思う。コンスタンティノープル。

[src256さんの感想 · 2022年2月19日]

ローマ帝国から東西ローマ、ビザンツ帝国へという流れがよくわかった。安穏と1000年が経過したわけではなく、国家の危機的状況を何度も乗り越えていたことがわかる。ローマ史再考で満たされなかった部分が満たされた。

著者プロフィール

大阪市立大学名誉教授、元佛教大学歴史学部教授。専門はビザンツ帝国史。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。

「2023年 『さまざまな国家』 で使われていた紹介文から引用しています。」