ナッジ!? [Kindle]

著者 : 那須耕介 橋本努

• 勁草書房 (2020年5月20日発売)

感想・レビュー・書評

[villonfrancoisさんの感想 · 2022年6月2日]

ナッジという言葉は聞いてはいたが、きちんと分析した本を読んだのは初めてである。問題点は多々あるものの、有効に使えるのであればどんどん採用したほうがよいのではないかというのが素直な感想ではある。ただし、意図的な社会誘導に利用される側面もあり、その点には十分な注意が必要だ。月並みな感想ではあるが。

著者プロフィール

1967年生まれ。京都大学教授。専門は法哲学。おもな著書に『法の支配と遵法責務』『ナッジ!?』（共編著）（以上、勁草書房）、『社会と自分のあいだの難関』『バーリンという名の思想史家がいた』『ある女性の生き方』（以上、SURE）、共訳書に『熟議が壊れるとき』『メタフィジカル・クラブ』など。2021年9月7日逝去。享年53。

「2022年 『つたなさの方へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」