2040年の未来予測 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 自動運転、空飛ぶクルマ、無人店舗などテクノロジーは進歩するが、温暖化で水没、水不足など環境は悪化する。環境に適応するように生きていくのが生き残るすべだと筆者は語る。

  • 読後は悲壮感が漂った。薄々と感じてはいるが、遠くない将来、必ず訪れるであろう事態にあえて向き合うための良い教材だと思います。人口動態、年金、医療費、介護費、国家予算、自然災害などなど、目をそらさずに向き合い、新たな技術と付き合うためのリテラシーを若い人と一緒に習得していく必要性を感じました。

  • 【読書・勉強】 2040年の未来予測 / 成毛 眞 / 20210623 / (41/881)/ <271/143358>
    ◆きっかけ
    組合資料室

    ◆感想
    ・全体的に中身が薄いのと既知なことが多かった。移動中の電車であっという間に読めた。
    ・「★新しいテクノロジーに対して人は懐疑的になる。だからこそ、いち早くその可能性に思いを巡らせらえる人にはチャンスがある。」は確かにそうなのかも。先入観にとらわれずに素直に接する姿勢が重要。

    ◆引用
    ★新しいテクノロジーに対して人は懐疑的になる。だからこそ、いち早くその可能性に思いを巡らせらえる人にはチャンスがある。
    ・日本は世界で見ると安い国になった。自国よりも日本で買うほうが圧倒的に安い国が増え、その国の人たちが押し寄せている
    ・AIも然りだが、人口減少も仕事を奪うかもしれない、特に地方。
    ・資産形成したいならインデックス
    ・シェアリングはコロナ禍で大打撃、ただし貧しくなる日本にシェアリングは不可欠
    ・生き残るのは優秀な人ではなく、環境に適応した人であることは歴史が証明している。

  • 2040年に起こりる状態は、現在の世界の動きを見れば予想がつく。そのための情報収集は習慣化すべき。政府に守られる時代は終わり、未来を見据えた行動意識が個人を守る時代だと思った。日本経済、企業のあり方や変わりゆく地球の変化や世界経済、政治の中でどのように自分の資産や人生を守るかを考える必要があると感じた。日本という枠組みで資産形成を考えるのではなく、個人として世界のボーダーラインを意識しない視点が必要

  • ・新しいテクノロジーができた時、最初人間はその普及に反対する
    →携帯電話やスマホなど
    ・テクノロジーの可能性を知り、そこに賭けたものだけが、大衆から抜け出せる。
    ・今後のテクノロジーの礎になるのは5G。ポイントは、通信速度が速くなり、情報伝達量が増える点。これが世界を変える。
    ・5G・6Gの鍵は低遅延。
    ・2040年には、パソコンやスマホだけでなく身の回りの全てがインターネットにつながり、コンピュータ並みの処理能力を持つようになる。
    ・自動運転は6Gで。
    ・自動運転の肝になりそうなのが、レーザーの反射で距離を測定する「LiDAR」。Light Detection and ranging
    ・医療のデジタル化
    ・新しいエネルギー確保の鍵→全固体電池
     2030年までは、再生可能エネルギーと全個体電池がエネルギー施策になる。
    ・1950年は12人の労働人口で老人を支えていたのが、2040年は1.5人で支えなければいけなくなる。
    ・10年前に比べて社会保険料の負担率は、ひとりあたり26%増えているが、賃金は3%しか伸びていない。
    ・退職金はそもそも払わなくても違法ではない。また、仮に維持されたとしてももらえるお金の減少は避けられない。1997年のサラリーマンの平均的な退職金は3023万だったが、2017年は1997万と、20年間で1000万円以上減っている。
    ・これからの時代はテクノロジーよりも政治が株価を決める
    ・国が発展すると肉を食べる
    ・日本では学歴の意味がなくなる。
    ・シェアリングエコノミーの市場は大幅に上がる可能性がある。シェアリングエコノミーが発展した理由の一つが、「買えなくなった」こと。貧しくなる日本に不可欠。
    ・食料・水不足は確実。それにより戦争が起こる可能性も。

  • 19年後、何歳になってる?
    何処に誰といて何してる?

    仕事は?お金は?食事は?
    健康は?教育は?安全は?

    未来はかなり破壊的。
    知ると知らぬは雲泥の差。

    自分のために、あの人のために。

    元マイクロソフト社長が提示する、
    とある転ばぬ先の杖。


    /////

    「2030年→2040年」と意図的に未来予測本を。

    近い文脈プラスこちらは結構暗い未来が示されてました。著者が海外、日本という差も感じつつ…

    流石元マイクロソフト社長。全方位に「悲劇のアンテナ」を立てとけば、ダメージを最小限に押さえて「良き未来」へ向かう行動が取れる!恐れず一歩進みたい。

  • 書かれていることは、事実ベースとして2040年にはおこることですね。それを改めて認識できたと思います。一番響いたのはあとがきの「国をかえようとは思わないこと」は、つくづくそうだなと思った。あらためて、国は変わらない。その中でどう逞しく生きれるかだなと。

  • コロナショック前に外国人観光客が日本に多く来ていた理由は、観光としての魅力だけでなく、「物価が安い」という理由もあるというのが、勉強になった。

    以下、印象に残った点。
    ・2040年ころになると、日本の不動産価格は人口減少により当然下がると思われるが、海外の富裕層が日本の不動産を購入していけば、一部の地域では価格が上がるだろう。

    ・2040年への道のりは、テクノロジーの発達だけでなく、自然災害、食糧難などの困難や課題も多くある。

    ・日本という枠組みを超えて物事を考えること、そして高度にテクノロジー化していく社会において幸せを感じられる仕事を見つけられるかが大事。

  • 成毛 眞(なるけ まこと)

    1955(昭和30)年北海道生まれ。中央大学卒。自動車部品メーカー等を経て日本マイクロソフト株式会社入社、1991年同社代表取締役社長。2000年に退社後、インスパイア設立。早稲田大学客員教授ほか書評サイト「HONZ」代表を務める。

    大切なポイント4つ
    1. テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする
    2. あなたの不幸に直結する未来の経済(年金、税金、医療費)
    3. 衣・食・住を考えながら、未来を予測する力をつける
    4. 天災は必ず起こる

    年金がゼロになるのは考えにくい。
    我々が今、年金を受給している高齢者と同じ額をもらうには、長く働き、年金をもらう時期を遅らせること。2040年のリアル。
    P.146

    <まとめ>

    本書は全体をとおして、2040年と20年ちかく先の話とはいえ、かなりネガティブな内容ばかりです。
しかしながら、ほとんどは、自分の力ではどうにもならない規模のもので、気にしすぎても仕方ないことばかりです。
その中でどうすれば幸せな人生を送れるかに全エネルギーを注ぐことを本書でもおすすめしています。
    生き残り、幸せになるのは優秀な人ではなく、環境に適応した人であることは歴史が証明しています。
そのためにも環境をよく知り、最悪の事態を想定しながら未来を描いておけば、人生はそれより悪くはならないでしょう。

    特にテクノロジーの進歩は様々な分野に影響を及ぼしますし、生活に不可欠な存在になるでしょう。
だからと言って、将来の為に今の現状に満足していないのであれば、自分で行動をする事は忘れないようにしながら、このテクノロジーの変革を楽しんで活用できた人が、変化に強い人ともいえるひとつだと思います。
ここで予測できた環境に対する知識をそのままにしておくのはもったいありません。是非リスク回避などの具体的な行動に移し、明るい要素で補うのがよいのではないでしょうか。


  • テクノロジーの発達
    AIやロボットが日常となり、6Gになっている。スマホやPCのみならず、あらゆるものがネットにつながる。
    車も空を飛び、ドローンの配達も当たり前。
    ここ10年でスマホが普及したように、さらに時代は加速する。

    日本
    少子高齢化により、1500万人の人口が減る。高齢者の
    介護や医療のために社会保険料、税金はさらに膨れ上がり国民の生活は貧しくなる。

    資源
    水は不足し、肉や牛乳は代替品となっていく。
    現に水不足となっている国もあり、争いも起こる可能性がある。
    厳しい世界が待っている。「昔は良かった、、」などと言っている暇はない。変化に適応できるものが生き残れる時代がくる。

    「環境に適応できるものが勝つ」
    進化論を唱えたダーウィンの言葉だ。

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著者プロフィール

HONZ代表

「2022年 『39歳からのシン教養』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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