こどものメンタルは４タイプ～「やる気を引き出す」「自信がみなぎる」言葉がけの教科書 [Kindle]

著者 : 飯山晄朗

• 大和書房 (2020年12月21日発売)

感想・レビュー・書評

[syamadaさんの感想 · 2021年5月11日]

コーチング力やコミュニケーション力を向上させるために使える本です。
子どもが持つメンタルのタイプを4つに分け、それぞれの長所・短所といった特徴や、接し方を分析、アドバイスしています。
大人もこの４タイプがメンタルの基本ですが、成長に伴い、複数の特徴を持つようになることが子どもとの違いとのことです。
子育て中の方、部活動などで子どもを指導する立場の方向けですが、ビジネスなどでコミュニケーションスキルを向上させたい方にとっても、知っておくことが多く紹介されている1冊ではないでしょうか。

【特に覚えておきたいと感じた内容の覚え書き】
・同じことを伝えても、人それぞれに反応パターンが違う。個性を見抜き、個性に合った接し方が必要になる。性格は顕在意識、個性は潜在意識であり、実は異なっている。どんな人も4つの個性の組み合わせで構成されており、どれかが突出して現れるのは稀なこと。
・子どもの頃は、４つのタイプの特徴がはっきり出るが、大人は4つがバランスよく入ってくることがベスト。どのタイプにもなれると、様々なタイプの人の気持ちもわかり、コミュニケーションもうまくいく。
→他人に接する際に知っておくと、コミュニケーションがよいものになりそうです。加えて、自分がどのタイプの要素が一番強いかを分析しておいて、その短所をどう出さないようにするか考えてみたり、自分があまり持っていないタイプの長所で、これから身につけておくべきことを考えてみるのも効果がありそうです。

【もう少し詳しい内容の覚え書き】

〇タイプごとにアプローチを変えると成長する
・同じことを伝えても、人それぞれに反応パターンが違う。個性を見抜き、個性に合った接し方が必要になる。性格は顕在意識、個性は潜在意識であり、実は異なっている。どんな人も4つの個性の組み合わせで構成されており、どれかが突出して現れるのは稀なこと。
・子どもの頃は、４つのタイプの特徴がはっきり出るが、大人は4つがバランスよく入ってくることがベスト。どのタイプにもなれると、様々なタイプの人の気持ちもわかり、コミュニケーションもうまくいく。

〇ラッシャータイプ
・目標に向かって猛進する情熱的なタイプ。高い理想や野心、勇気を持つ。積極的で情熱があり、明るく陽気な行動で直感的。時には攻撃的な言動になるが、その裏返しが、新しいものを作りだし、停滞を打破する力強さにもなる。一気にやる気が燃えて、すぐ消える傾向がある。
・目標達成のために、「肯定の言葉」と「アドバイス」をセットで伝え、失敗したときは背中を押す前向きな言葉をかける。強く

著者プロフィール

◎メンタルコーチ◎富山県高岡市出身。石川県金沢市にオフィスを構え、全国で活動している。子供からビジネスマン、アスリートまで２万人以上指導、セミナーは年間１００以上。◎メンタルコーチを務める高木菜那選手が平昌五輪女子スピードスケートで日本女子史上初めて同一大会で2つの金メダルを獲得、女子テニス日比野菜緒選手がジャパンオープンで史上初シングルス・ダブルス優勝、星稜高校野球部を復活させ 24 年ぶりの甲子園決勝へ導くなど、その実績は数えきれない。

「2023年 『こどものやり抜く力と自己肯定感を一気に高める 超メンタルコーチングBOOK』 で使われていた紹介文から引用しています。」