シメジ シミュレーション 02 (MFC　キューンシリーズ) [Kindle]

著者 : つくみず

• KADOKAWA (2021年1月27日発売)

感想・レビュー・書評

[探耽(たんたん)さんの感想 · 2021年10月4日]

中学時代を引きこもりとして過ごした月島しじまを中心に物語が進む、不可思議で心地よい雰囲気の溢れる漫画の第2巻です。
やはりコンビニや団地で出会うお姉さん達が、前作『少女終末旅行』のチトとユーリに見えて仕方がありません。
チトとユーリが大好きなので問題なく、寧ろ嬉しいのでどんどん登場していただきたいです。
今回は山下まじめの目玉焼き、もがわ先生の穴への執着、しじまの姉の研究、白いおまわりさん、などの多くの謎に進展があります。
しかし何よりも、著者が描くスローテンポの世界観が私にとって最高の癒しとなっています。
3巻にも期待します。

[てのはさんの感想 · 2024年2月26日]

再読。結構内容忘れてたな……。穴掘り部が中心で、2，3年に1名ずついると言われていた部員が集まって、全員集合。2年の先輩は無口で筆談（？）する。3年の先輩はダブり続けて成人を迎えている。お姉ちゃんと同級生。
先生が執拗に穴を掘っていたのは、地球をドーナツにしようとしていたのではないか。ドーナツ型に異常な執着があるようだ。という話。2巻最終話、先輩の告白が良い。最後にやり残したこと、言い残したことを言おうと。
1巻にも出てきたお巡りさん（ではなく、挟まってるコマによると庭師）。棒で間違いを直している、というが、もがわ先生にやった催眠、とは？　単に砂を動かせるようにした、というだけなのか。
個人的に特に好きなコマは、よみかわ先輩の本に纏わるセリフのところ。枝になる、というところから、だから美少女は本を読む、という結論が面白かった。
しめじちゃんのしめじがはみ出せるスリット付きの帽子可愛い。

[SnowyYukiさんの感想 · 2021年2月19日]

　もがみ先生髪を切る。2年生のすみだ先輩が現れる。3年生で成人のよみかわ先輩も現れる。
　持ち物許可証が必要な色々な生徒達。穴掘り部の穴から出てきた色々な物たち。一々シュールすぎる。まじめちゃんの目玉焼きは不思議な引力。お風呂では取れる？眠くなると取れる？　口絵になってるしじまの新しい帽子が可愛い。
　穴掘り部の結末？なのかわからないが，先生のドーナツの焼き物とすみだ先輩の告白？が素敵だった。小さな白いおまわりさんは何者なのだろう。

著者プロフィール

漫画家。2014年、『少女終末旅行』（新潮社）で商業デビュー。他の作品に『シメジ シミュレーション』（KADOKAWA）などがある。twitter: @tkmiz

「2021年 『終わりつづけるぼくらのための』 で使われていた紹介文から引用しています。」