ソフトウェア品質を高める開発者テスト アジャイル時代の実践的・効率的なテストのやり方 [Kindle]
- 翔泳社 (2021年3月17日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (273ページ)
感想・レビュー・書評
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本書を読む前は、「開発の上流工程から品質保証することが大事」である考え方や、テストピラミッドにあるテストの構成割合は知っていたが、具体的な方針等は地に足つかずな状態だった。
単体テスト網羅率の指標、Hotspotを利用したテスト対象コードの絞り込みは、本書で初めて見聞きして大変参考になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【読み方:流し読み】
【周回数:1】
【理解度:インデックス】
【時間:1.5時間ほど】
【媒体:実物】
【メモ
■(私は開発者ではないが)開発者のテストをいかに効率よく継続的にやるか、抑えて置きたいポイントが多面的に述べられている。著者独自の視点で、各テストをどの程度やると良いのか、テストアプローチの組み合わせ方、HotSpotの単体テストを書く、Googleを習って例外処理を除くカバレッジ75%程度をねらうなどの考察は参考になった。一方で、テスト設計の詳細なやり方については他の書籍も参考にしたほうが良い。
■AndroidStudioやCircleCIを使ったテスト結果・カバレッジ・複雑度の出し方が面白かった。
■過去にJaSSTで講演されていた内容そのままそっくりであった。開発時にまた見返そうと思う。 -
枝葉の部分は置いておいて、本筋の主張は至極まともで概ね賛成できる内容。短くまとまっているためサクッと読めて良い。
とはいえドメドメの大規模開発でもない限りはこのあたりのテストは抑えている現場は多いと思うので、多くの開発現場にいる人にとって読んで得るものはほとんどないかもしれない。
あとは著者によるあからさまな日本下げと海外(とそこで学んだ自分)上げが一部の読者から反発喰らいそうかな…