神様なんか信じない僕らのエデン 下【電子限定かきおろし&おまけ付】 (ビーボーイコミックスDX) [Kindle]

著者 :
  • リブレ
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感想・レビュー・書評

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  • どうやって決着がつくのだろうと思いながらの下巻。

    世界ではじめてのアルファとオメガ、ふたりの決断を興味深く見守らせてもらいました。
    ふたりがふたりとも、ちゃんと「すき」が前提にあるのが良かったです。
    どうしようもない状況だったからではなく、どうしようもなく君だったから、ってゆう。最後の跪いての喬から凛々斗への愛の告白がすべて、だったなあ。

    どこかの研究機関に収容されて…みたいな悲しいエンディングでなくて何より。ふたりの発症からきっとさほどの時間を経ずに世界中にまるで未知のウィルスのように、オメガバースの世界が広がって行くんだろうなって、手に取るように分かる最後が素晴らしかった。

    この作品ですごいなあと思ったのがフェロモンの描き方。わりと「なんだこの匂い」ってセリフで表されるだけのことが多い気がするけど(いやあまりオメガバースもの読んでないから知らないだけなのかもだけど)絵を見ただけで匂い立つフェロモンが分かるのがすごくいいなと思ったのでした。

  • パイオニアとか突然変異とか進化とか、今までの人類と違う人達にスポットを当てる話は周囲の無理解や迫害エピソードで辛くなるのでドキドキしながら読んだんだけど、これは周囲に知られずに終わるのでホッとした。決定した続編の方は覚悟した方がいいのかな…?
    当事者のアルファのキャラ設定で無理なく二人の身体の変化の特徴や理解に思い至って説明がなされてスムーズに話が展開されていて良かった。
    あととても絵が美麗。

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