あなたもきっと依存症 「快と不安」の病 (文春新書) [Kindle]

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  • 快そのものが目的化してしまうのが依存症
    快を与える刺激が過剰なほどに提供される現代
    依存症とは、不安から逃れられない人間が、その不安を紛らわせるための病
    脳の機能が変化しコントロールが利かなくなった状態
    大脳辺縁系
    快感回路 報酬系 腹側被蓋野から側坐核
    依存物質を摂取すると腹側被蓋野の神経細胞興奮 側坐核に到達すると神経線維からドパミン放出
    過剰に反応することを報酬過敏性 感さ
    行動の頻度があがる強化の原理 飲酒 薬物摂取行動などが強化
    快の手がかり刺激引き金 条件付け
    快と手がかり刺激とペアになて海馬中に記憶 記憶の病でもある
     依存症脱却の本人の責任 
         大            小 
    モラルモデル        スピリチュアルモデル
    対処=処罰         対処=自助グループ

    認知行動モデル       医療モデル
    対処=認知行動療法     対処=医療
    多量飲酒 ビール中瓶3本 日本酒3合 ワイングラス5杯

    ゲーム依存 現実生活適応上の問題
    性依存症 再犯率21% 認知行動療法受けると9%

    公正世界概念
    処罰だけでは再犯率が増える 逮捕や拘禁に効果がない
    強制的治療は一定の効果 ドラッグコート
    思考のリバウンド効果
    渇望サーフィン

  • よくまとまっていてわかりやすくかつ著者の主張も存分にもりこまれた内容だと思いますた。

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著者プロフィール

筑波大学人間系教授

「2023年 『現代の臨床心理学1 臨床心理学 専門職の基盤』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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