- Amazon.co.jp ・電子書籍 (175ページ)
感想・レビュー・書評
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対談ものは苦手なんだけれど、この本は一気読みだった。
難しいなと思うところもあったけれど、家族とは何か、夫婦とは何なのか考えさせられた。
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数奇な家族の一員としての内田也哉子さんと答え上手の中野信子さんのダイアログ。
家族の恥部的な告白は普通への憧れの裏返しでした。
母:樹木希林さんのエピソードの数々に母と娘関係の独自な距離感があります。也哉子さんのインプットは希林さんを母親として崇めた捉え方ではなく、カオスな夫:内田裕也をパートナーに選んだ自立し知性ある女性の姿ばかりでした。
幸せすぎて息が詰まった先に陥った心のブラックホールをカオスで紛らわした例え話などは思考が超越していて絶句するはずです。 -
内田也哉子・中野信子の二人の体験をもとに、脳科学的観点も織り交ぜながら家族のあり方について対話形式で書かれている。
対話形式なので読みやすい一方、内容はしっかり濃ゆいのでなかなか読み応えがある。
個人的に面白かったのは、
生物の性のあり方は多様であって、今の一夫一妻の貞操観念なんて(明治維新後に欧米の観念を取り入れただけとすれば)出来上がってからたかだか150年くらいのものという話。
生殖行動と婚姻関係が別々であってもおかしくないって話はめっちゃ共感。倫理とか法律を一旦置いて考え方だけで言うと、私もそこは別々で良いと思う。
あと、血のつながった親子は遺伝子的に一部継承する一方で、生後6ヶ月〜1年半くらいの時期の育てられ方で脳の機能の一部が変わるという研究結果もあるという話も自分の経験上納得感があって面白いなーと感じた。 -
好きなお二人の著書。いや~一言で面白かった!その他多数の方ではないお二人のエピソードを科学的根拠を基に紡いでいく。みんな違ってみんないい。
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なんで家族を続けるの?。内田 也哉子先生と中野 信子先生の著書。内田 也哉子先生と中野 信子先生のような特別な才能と華麗なご経歴を持っている人たちでも家族問題に悩んだりする。それだけ家族問題というのは根が深くて家族問題に悩み続けている人が多いということ。なんで家族を続けるの?と聞かれたら回答に困ってしまう人も多いのかな。
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こういう対談形式をまとめた書籍の方が、中野先生の個人ニュアンス感が出てイイと思う。
タイトルの、1行のまとめ方はちょい雑というか、w
なんで続けるの、のところだけにフォーカスすれば答えは1行で終わっちゃうから、それ以外の、動物界でのくだりとかもあったから、まぁ、家族論全体的な話かなーって思った。 -
也哉子さんの思いに共感できる部分が多くあり 中野さんへの相談は自分の事のように受け止められた
これからの家族のカタチの変化についても考えさせられた -
幸せのグラフが面白かった