情報を正しく選択するための認知バイアス事典 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 情報を読みとくために知っておきたいこと ブラック企業につとめていると その自分を正当化するために お金はないけどやりがいはある という価値観に陥ってしまう というのが心に残りました これに陥っていないか心に問いただして心の健康を保っていきたいなと思いました

  • 無意識にかけてしまうバイアスについて知りたく購読。論理学・認知科学・社会心理学における認知バイアスについて、講義のように分かりやすく著名なものから難解なものを順に分かりやすくまとめられている。知らないものもかなり多く、勉強になった。続編も出ているようなのでそちらも読んでみようと思う。

  • 論理学、認知科学、社会心理学の3つからアプローチする点は興味深かったが、バイアスの掲載順がランダムでありやや理解しにくい。(「認知バイアス大全」のほうが流れがあり読みやすかった。)
    各バイアスの解説の最後に「だからこのように行動すべきだ」と入っている。好みの分かれるところだと思われる。
    また、バイアス事典であるのに記述にバイアスを感じられるのは残念な気持ちになる。(「デキる上司は・・・ものだ。」といった解説文等。)

  • 思い込みや心理学的な人の考えの動きや癖をわかりやすく解説。

  • 認知バイアスってこんなにたくさんの種類(重複するものも含めて)があるんだと改めて感じました。バイアスを論理的、認知的、心理社会的の3つに分類するのは非常にわかりやすい。認知科学的の部分は神経生理心理学の内容ともマッチしていて面白いです。

  • 情報リテラシーの文脈(詳しくは「ファクトフルネス」参照)においても、マーケティング施策(詳しくは「行動経済学」系書籍、「金儲けのレシピ」「依存症ビジネス」「キャズム理論」「脳内麻薬」など参照)にも、時代を読んだり(詳しくは「社会学キーコンセプト」「空気の研究」参照)、対話であったり、、、ありとあらゆるシーンで「認知バイアス」のメガネから眺めると、世界の見え方がガラリと変わる。

    「認知バイアス」は、「第一感」「第一印象」「直感的」「思わず」「つい」といった「反射的な感情」と言える。これは心理学や社会学にもよくテーマになる分野であり、ダニエル・カーネマン「ファスト&スロー」で記される「システム1」とも言えるし、コヴィー「7つの習慣」の「第一の習慣」である「主体性」を発揮するために必要な知識とも言える。

    今、目の前で起きている自分や相手や組織の状況を「認知バイアス」のどれかと重ねることができると、コヴィー氏の言う「主体性」を発揮して、カーネマン氏の言う「システム2」を発動することができる。手元に置いて損はない一冊。

  • この本は情報を正しく認識し、選択するための心理的バイアスの関する本。
    認知バイアスの基本を学ぶことは次の2点において役に立つと考えている。

    1. 自身が認知バイアスに囚われていないか、自問できる
    認知バイアスを知ることは、そのバイアスに自分が陥っているかどうかを検証するきっかけとなる。我々はビジネスシーン、日常生活で様々な決断し、様々なコミュニケーションを行っているが、この本で紹介される認知バイアスは至るところに存在し、我々の考えや行動に影響を与えてくる。

    引き出しにこれらの知識が入っていれば、自分が間違った判断や行動をしていないか検証することができる。

    2. マーケティングに活かせる
    認知バイアスを理解することは、大衆心理を理解することに繋がる。なぜなら、こられのバイアスは特定の人に備わっているものではなく殆どの人間に当てはまるものだからだ。

    そして、大衆心理を掌握することは、特にマスマーケティングやSNSでの活動に有利につながる。

    最近読んだ「錯覚資産」に関する書籍にも通じるが、多くの人がどのような考えをもち、どのように行動するのか、という基本原則を理解することはこの錯覚資産をプラスに活かす上でも必須ナレッジと言える。

    錯覚資産の本と併せてこの本を辞書代わりにすることで、より知識を武器に活かせると思う。

  • 通読しましたが,まぁ,辞典なので,必要に応じて参照すれば良いかなと。

    1 論理学的アプローチ
    ①二分法の誤謬
    ②ソリテス・パラドックス
    ③多義の誤謬
    ④循環論法
    ⑤滑りやすい坂論法
    ⑥早まった一般化
    ⑦チェリー・ピッキング
    ⑧ギャンブラーの誤謬
    ⑨対人論法
    ⑩お前だって論法
    ⑪藁人形論法
    ⑫希望的観測
    ⑬覆面男の誤謬
    ⑭連言錯誤
    ⑮前件否定
    ⑯後件肯定
    ⑰四個概念の誤謬
    ⑱信念バイアス
    ⑲信念の保守主義
    ⑳常識推論
    2 認知科学的アプローチ
    ①ミュラー・リヤー錯視
    ②ウサギとアヒル図形
    ③ゴムの手錯覚
    ④マガーク効果
    ⑤サブリミナル効果
    ⑥吊り橋効果
    ⑦認知的不協和
    ⑧気分一致効果
    ⑨デジャビュ
    ⑩舌先現象
    ⑪フォルス・メモリ
    ⑫スリーパー効果
    ⑬心的制約
    ⑭機能的固着
    ⑮選択的注意
    ⑯注意の瞬き
    ⑰賢馬ハンス効果
    ⑱確証バイアス
    ⑲迷信行動
    ⑳疑似相関
    3 社会心理学的アプローチ
    ①単純接触効果
    ②感情移入ギャップ
    ③ハロー効果
    ④バーナム効果
    ⑤ステレオタイプ
    ⑥モラル信任効果
    ⑦基本的な帰属の誤り
    ⑧内集団バイアス
    ⑨究極的な帰属の誤り
    ⑩防衛的帰属仮説
    ⑪心理的リアクタンス
    ⑫現状維持バイアス
    ⑬公正世界仮説
    ⑭システム正当化バイアス
    ⑮チアリーダー効果
    ⑯身元のわかる犠牲者効果
    ⑰同調バイアス
    ⑱バンドワゴン効果
    ⑲ダニング=クルーガー効果
    ⑳知識の呪縛

  • 論理学,認知科学,社会心理学の領域で認知バイアスといえる代表的な概念を4ページで解説。クリティカルシンキングの参考書にもなるだろう。いくつかのトピックを作って小説(おはなし)を作ることもできそうなくらい,人間がよくやること。参考文献(引用)の情報があるところがよい。

  • 高橋 昌一郎さん絡みということで買ってみたものの1つづつが内容が薄いのか覚えきれず逡巡してる

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