雨夜の星たち [Kindle]

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  • 徳間書店
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  • 言われたことを、そのまま受け止め、察したりすることがない雨夜。実は1番優しいのは、こういう人なのではと思ってしまう。不器用だったり、大多数の意見に疑問を持ってしまう人、必読。

  • 世の中には見えないものがいっぱいある。たとえば空気、常識、暗黙の了解。見えないものはわたし、三葉さんの不得意分野。察することができない。しない。面倒くさいと言われる。結構ひどい言葉も言われる。言われても傷つかないと言う。言われ慣れている、と。それなりに懸命に生きている、生きづらさを感じながらも懸命に生きている。

  • 常識とか普通とか建前とかに頓着せず、おべっかなどいわず自分の思うままの言動をする
    彼女にたいして人の気持ちが分からないと起こりだす人がいる一方。楽だと安心したり、面白いと思う人もいる。
    みんなと同じ、普通のふるまいがよしとされる社会への違和感を感じる。察することで人の感情を決めつけたくないと慎重な彼女はむしろ誰よりも他人を尊重し、思いやっているのではないか

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著者プロフィール

1977年佐賀県生まれ。大阪府在住。2014年『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。他の著書に『わたしの良い子』、『大人は泣かないと思っていた』、『正しい愛と理想の息子』、『夜が暗いとはかぎらない』、『架空の犬と嘘をつく猫』などがある。

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