死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから(※ただし好感度はゼロ) 1【電子書店共通特典SS付】 (アース・スター ルナ) [Kindle]

  • アース・スター エンターテイメント
4.44
  • (13)
  • (10)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 58
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (393ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 近頃流行りの「巻き戻り」「死に戻り」(なんて言うのが正しいんだろ?)の少女向けラブスーリー。魔法学校に通う両想いの恋人が突然、原因不明のまま二人一緒に命を落としてしまうーと思ったら、ヒロインはその記憶を持ったまま、幼いころの自分に戻っていて、恋人を救おうと人生をリスタートする…というお話。同様のコンテンツが多い中で、この作品はハマったので、ちょっと頑張って感想を書いてみる。

    まず、断っておくと、ひたすら甘い。硬派なモテモテのイケメンに、これでもかというくらい執着・溺愛されるヒロイン。なので、本格的な小説を求める人にはオススメしない。そして、キュンが大好きな人は、もう、読まなきゃ絶対に損!

    私も当初は、「設定が凝っているな」程度にコミック感覚で軽く読み進めていた。が、前世では恋人だった相手が、今世では友達でしかない切なさが、なんともクセになる。恋人達は8回の巻き戻りを経験するが、作中では最終3回の巻き戻りを舞台にしている。不毛にも思える3回を飽きずに読めるのは、死に戻るたびに、前世での記憶の持ち主が男女入れ替わってリレーしていくため。だからこそ、前世で気づけなかった恋人の苦悩や自分の身勝手さに気づき、恋人への想いが一層深まっていくというわけ。

    また、今世の彼女を愛おしく想いながらも、自分が最初に恋した前世の彼女にも会いたい、と思う男性シーンは切なさマックス。そんな彼が、今世の彼女も前世の彼女も、同じ彼女だと心から思えたシーンで「君は、ここにいたんだね!」と涙する。そのシーンが見事で、もう、私も涙が止まらなかった。丁寧に丁寧に描かれた主人公2人(特にビンセント)の心の葛藤と成長は、本当に魅力的。よくぞ、ここまで描き切れた!と作者さんに拍手したい。そういう意味で、この作品は良作なのだ。

    とはいえ、このシーンいるか?という閑話休題的内容もそこここみられる。私の偏見で申し訳ないが、なろう系小説に見られる特徴かと。国語的には正しくない文章も気になる。せっかく商業作品にするのだから、この辺は編集しないのか?と疑問に思うが、どうなんだろう? ただ、私が若い頃に全盛だったコバルト文庫も、当時の大人からは「日本語が…」と批判されていたっけ。年はとりたくないもんだ。。。

  • 細かいことは気にせず頭からっぽにして、とにかくキュンキュンしたい!両片思い大好き!みたいな人向け。
    起承転結はあるようであんまりない。伏線もあるようで半見えしてる。
    でも、ひたすらお互いにときめき合ってる本は久々に読んだので、とても楽しめた。
    ツンツンしてる男がヒロインの知らない所でべたぼれ。可愛い。
    web版が今でもタダ読みできるので、気になる人はそっちを読んで、気に入ったら購入という形がいいと思う。

  • Webは読了済&書籍全3巻読破。

    たくさん両片思いのじれじれすれ違いが読めます。大好物です。本当にありがとうございました(拝)。

    トキメキ満載でやっぱ面白かったですね。竜木の話と八竜の試練の話はもっと知りたかったけど!
    …主軸であって主軸じゃないから仕方ないんだろうなぁ。その後の神殿とのやりとりとか物語で読めたら面白そうだと思うのですが…!如何か…!

    とはいえ、どのキャラもいじらしくて可愛いかったです。ミゲルはもう初めから好感度MAXだけど、ハインツ先生の可愛いが最後に爆上がりしました笑。
    大団円でちゃんとみんなが幸せになってくれて嬉しいです。はー!キュンキュンした!

  • きっかけはコミックお試し版。
    絵がとても上手で綺麗だと思った。登場人物の
    セリフとキャラクター像もピッタリ。
    プラス、、先が気になるストーリー展開。
    迷わず1〜3巻購入・読了。

    3巻読み終えて、先のストーリーが気になって
    気になって、、4巻の発売待ちきれず、、

    小説は完結していると知り、各巻あらすじをチラ
    読み。「えっ、こんな展開になってくの⁈」と。
    小説1〜3巻即決購入! 読んでいるとコミックの
    キャラクターたちが映像で浮かぶので、相乗効果
    抜群!

    ひとつ残念なのは【作品タイトル】です、、

    小説1巻目はオリアナ、2巻目はヴィンセントの
    章になるのかな。 読んでいて胸が締めつけられる
    場面、涙しちゃう場面などもあるけど、、
    2人と友人たちの動向を見守りながらラストまで
    読み進めたい。

  • 全3巻の、1巻目。

    17才。魔法学校5年生、最後の年。オリアナが恋人・ヴィンセントとの待ち合わせ場所に行くと、恋人が冷たくなっていた。自身も倒れ、気付いたら7才に戻っていた。
    13才。魔法学校に入学。ヴィンセントを見つけ、駆け寄り、抱きついたオリアナ。しかし、ヴィンセントには1度目の記憶がなかった…。


    出会いで失敗してしまい、ヴィンセントに不審がられるオリアナですが好意を伝え、傍に居続けます。死ぬことがないように。
    徐々に変化していくヴィンセントの態度。そして、1度目にヴィンセントが死んでしまった日っぽい日までのお話が1巻です。

    オリアナの奮闘→ヴィンセントの塩対応も辛いですが、友達の恋愛の拗れが(T_T)

    死なせないためにとはいえ、周りはそれを知らないし、あれだけの勢いでヴィンセントを追い回していたら、周りに鬱陶しがられてもおかしくなかったと思います。クラスメイト達の見守る姿勢には驚きました。いい人達だー。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

九州在住。2013年頃よりWEB小説を投稿しはじめる。2015年、『泣き虫ポチ』にて出版デビュー。

「2019年 『異世界大家さんの下宿屋事情』 で使われていた紹介文から引用しています。」

六つ花えいこの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×