種の起源 (まんがで読破) [Kindle]

  • Teamバンミカス
3.55
  • (2)
  • (11)
  • (5)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 70
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 漫画で読むのは邪道かな…と思い目を背けてたけれどなかなか原書を読む気にもなれず、、
    有名な作品ばかりだから、ある程度内容は知っておきたい気持ちがついに勝って、まんがで読破シリーズ一挙読み。
    まずは海外著者のものから手当たり次第。



    科学的な発見と、当時の宗教思想との闘いや葛藤は日本人の私には想像を逸する。。
    発見をしただけでも凄いことなのに、それからが闘いのスタート。

  • 種の起源の内容よりもそれが書かれた経緯といったことがよくわかる。最後に内容がまとめて書いてある。

  • 『種の起源』を書いたダーウィンの生涯について漫画で解説した本。
    進化論ってそれこそ紀元前から、存在した概念だったということを初めて知った。地動説といい、何でこうも紀元前から唱えられていたのに、宗教的に否定された時代があったんだろうか。
    どんなにつじつまのあわない事でも、神の意思といってしまえば簡単というのは、なるほどなと思った。神の因果とでもいえば、論理的飛躍も超越するだろうしなぁ。
    そういえば、『涼宮ハルヒの憂鬱』という作品について、どんな話でも許されるのは「ハルヒが望んだから」ということにすればいいからということを昔誰かが言ってるのを思い出した。
    それにしても、ガラパゴス諸島というのは、本当に不思議な島だなと思う。複数の島にいる動物もそれぞれ特徴が違うのか。これは確かに進化論の重要な手がかりになったんだろうなということが分かる。ダーウィンがガラパゴス諸島を訪れていなかったら、進化論が世に知れるのはもっと遅れていたのだろうなと思った。

  • チャールズダーウィンはイギリスの学者
    当時、万物の生物は神が作り出したもの。
    種が絶滅するのは神が天変地異などを起こして、
    神の意志により種を選別しているという考え方だった。
    何でも神の意志で、神の行いでと神の存在を理由にすることは思考放棄していることと同じであるとダーウィンは考えていた。ガラパゴス諸島の生物を研究することで生物の進化の仕組みを解明した。
    マンガで読みやすい。

    進化論の核となるのは「自然選択説」
    変異=すべての生物には個体差がある
    適応=環境に即した適者生存によって個体差の有利不利が生まれる。
    遺伝=有利に適応した個体が子孫を残し
       変異が遺伝子を累積する。

    突然変異的に進化するものではなく
    環境に即してその環境に優位な性質だけを
    子孫に引き継いでいくことで進化していく。
    これが本質。
    (飛べなくなった鳥ドードー、ペンギン)

    この自然選択説を実験や観察による論証に著したのが
    「種の起源」という書である。

  • 2023.1.26
    ・ダーウィンは博物学者として世界一周の旅に乗船して貴重な動植物を収集した。博物学や地質学の発展によりはるか昔からこの世界が存在していたこと、その長い歴史の中で絶滅も含め動物相が変わっていった事実が明らかとなり、神が動物を一度に作ったという聖書の記述への疑問がつよくなっていった
    ・地層と動植物相の歴史的な違いという事実の説明として聖書に適合的なものは天変地異と再創造の繰り返しとする天変地異説と斉一説が対立していた
    ・産業革命と大航海時代による科学の発展により、地動説など従来の宗教の枠組みを否定する科学的発見が相次いだ
    ・方向性のない変異、適者生存という適応、特質を掛け算的に強くする遺伝の3つにより単純な単細胞から現存の多様な動植物が生まれる進化の過程を説明した
    ・適者生存の発想は、古典的経済学者のマルサスによる環境による人口の抑制から着想を得ている
    ・首の短いキリンと首の長いキリンの化石は見つかっているが中間のキリンの化石は見つかっていない。これはミッシングリンクといわれており、進化論否定派の論拠の一つ
    ・またカンブリア爆発と言われる特定の時期に原生生物に近い動物が一斉に生まれた事実もなぜなのかは議論が続いている
    ・文化的には聖書の創世の否定につながるため、発表時には否定派が多かったし、現在でも宗教原理主義者からは進化論の教育を抑制し、創造論の教育を促進すべきとの意見もある。当初絶滅した動物の化石がみつかってもノアの方舟による絶滅説で説明しようとした博物学者もいた
    ・適者生存の原理は人為的な選別により種を優良に「進化」させていけるとする優生論を生み出した

  • とっかかりやすくてよかった。
    種の起源の内容というよりダーウィンについての話が大半だが、それがむしろ原著の重要性の理解を助けてくれた。


    ガリレオガリレイのように教会側から弾圧されそうだなと思っていたが、予想よりは近代だったのと、基になる思想は存在していたのと、多くの支持者がいたからこそできたのだなとわかった。

  • ダーウィンの人生に少し触れられておもしろかった。本編後の解説部分が理解を助けてくれてよかった。絵柄も見やすくて、種の起源については他の本も読んでみたくなった。

  • NDC(9版) 726.1 : 漫画.挿絵.童画

全9件中 1 - 9件を表示

ダーウィンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×