ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~: 1【電子限定描き下ろしマンガ付き】 (ZERO-SUMコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 姿形が変わっても、美しさってにじみ出ろうなって思った。優しさや温かさが人に伝播して、その人が変化していく感じがすごく良い。
    主人公のたくましさが、読んでいて元気をもらえる本。
    既刊の6巻まで一気読み!続きが気になる本。

  • こんなにも聡明で、お茶目で、教養にあふれて、筋肉を愛する
    かっこいいお姫様がかつていただろうか。
    と思うくらい、あっという間にファンになってしまいました。

    普段マンガは読まないほうなのですが、
    インスタグラムの広告って罪ですよね……。

    入れ替わりものってベタでいろいろありますけど、
    私が一番最初に読んだ入れ替わりものはアレックス・シアラーの
    「13ヵ月と13週と13日と満月の夜」でした。
    あれは本当に怖くて、絶望しかなくて、
    小学生の頃、読みながら心を痛めていた記憶が強いのですが、
    そのあとにダイアナ・ウィン・ジョーンズ「ハウルの動く城」シリーズを読んで、
    こんなにめげない人いる?!と驚かされたものです。
    絶体絶命、絶望といえる状況に立ってすらその状況を楽しく思える、
    幸せと思えるメンタリティとユーモア。
    明るい人のところにはいつだって人があふれる。
    計算や打算、そんなもの必要なく身一つでぶつかっていくことの気持ちよさ。
    少女漫画でありながらスポ根みも感じるスピード感あふれるストーリーで
    続巻も読みました。新刊が待ち遠しいです。

  • 中華風後宮ファンタジーでは、毒薬による陰謀はよくあるんだけど、呪詛や道術は描きにくいのか、わりと少ないように感じる。この作品は後者に寄せた、魔法的な術を使ったファンタジーということで読んでみた。

    詠国の後宮では、世界を司る要素を担う5つの家門から年頃の女性を1人ずつ選び、妃教育をほどこす習わしがある。聡明かつ歌舞音曲に秀で、はかなげな美貌の持ち主、黄玲琳は「殿下の胡蝶」と呼ばれ、選ばれた5人の中でも未来の皇后となるであろう皇太子妃に最も近いと目されている。後宮での玲琳の優位は揺らぎそうもないが、そこはそれ、序列争いは起こるわけで、玲琳は乞巧節の夜に、同じく候補のひとりではあるが「雛宮のどぶ鼠」の謗りを受ける朱慧月が操る道術によって、彼女と身体を入れ替えられてしまう。その後、玲琳を楼から突き落としたかどで処刑の決まった「慧月」はすんでのところで命拾いし、侍女ひとりを伴って後宮の外れのあばら家で新生活を始めるが……玲琳だった頃に抱えていた虚弱なフィジカル問題が、健康に問題のない慧月と入れ替わったことで期せずして解消されてしまい、「慧月」は玲琳時代に蓄えた知識を実践しつつ、嬉々としてあばら家ライフをエンジョイし始める。これが慧月のでかすぎる誤算だった。しかも慧月は玲琳と入れ替わったことで、彼女の日常を支える鋼のメンタルを知ることになる。

    慧月は玲琳に個人的な恨みはなく、母親が胡人であるがゆえに一族内での身分の低さでさげすまれてきた末に玲琳との入れ替わりを企んだのは、心情的に分かる。トップに上りつめればそのままイージーモードでいけると思ったよね、優雅に浮かぶ白鳥の全力水かきを体験するまでは。

    最初の入れ替わりのもとになる後宮模様をはじめ、宮殿内外で起こる事件は後宮ものあるあるで、ともすればドロドロ展開になりそうなものだが、そこを2人の妃候補が軽やかに突っ走って解決していくので、読後感がとても明るい。騒動を起こすのは主に(慧月ボディの)玲琳だし、しかも主導権を彼女に握られて地味に気の毒な(玲琳ボディの)慧月には、糸の切れた凧のようにあちこち飛び回る玲琳を道術でリモート見守りするお姉さんという風情が漂うしで、しかも2人の入れ替わりを知った後宮セキュリティ担当・鷲官長をはじめ、皇太子殿下までこの事態を把握しつつ止められないという、上層部の振り回されっぷりも可笑しい。そんな面白い妃候補コンビの、シスターフッドに満ちたドタバタコメディでございます。

  • 面白かったです。
    見た目儚げ主人公が前向きで好感がもてるし、絵も綺麗。
    続きが楽しみ。

  • おもしろかった
    最初歴史物感に抵抗あったが
    たのしーモード入ってからはたのしかた

  • 大変練られた設定と魅力あるキャラクター達、可愛い丁寧な絵柄、おもしろい

  • 主人公がへんな方向にめちゃポジティブで楽しい。

  • 面白かった。

  • ポジティブになる作品。前向きで良いです。

  • *****
    原作:ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~/中村颯希(一迅社ノベルス)
    原作既読。

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