- Amazon.co.jp ・電子書籍 (420ページ)
感想・レビュー・書評
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・地域再生主体=主体的に地域課題を解決する人
・主体性=自分ごとスイッチがオンになった状態であり、当事者意識を持っている状態
→関心を持つ内容が社会課題であり、その地域課題を解決をするよそ者が、地域再生主体としての関係人口(関係人口=特定の地域に継続的に関心を持ち、関わるよそ者」
・背景:現代は人口減少社会。地域再生の主体が不足もしくは不在
→だからこそ、地域再生の主体になっていない、つまり地域再生に当事者意識を持っていなかった人が主体性を獲得した、地域再生主体として形成されることに意義がある
→関係人口が主体性を持って特定の地域課題に向き合うことで、その地域住民に対して質的な変化を起こしていく
・関係人口が地域再生の主体として形成されるための3つの条件
①関心の対象が地域課題
②その課題に取り組むことで地域と関与する
③地域住民と信頼関係を築く
『関係人口の社会学』位置3284
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ターゲット
・ふるさと難民:都市の若い世代で、関わりやつながりへの希求→社会関係資本に価値を感じ求める人が生まれる -
関係人口の社会学 田中照美 大阪大学
中身はともかく
四角四面の文章で訴えて来るものを感じないので
自然と流し読みしてしまいました -
いわゆる地方創生で成功した島根の事例などを分析した本。
「よそもの」がどうやって地域の人たちを巻き込み、活性化したのかが詳細に綴られていて、地元が島根なのもあって興味深かった。
ただ、大局的に人口減少社会に各市町村がどう立ち向かうべきなのかには踏み込んでおらず、議論が物足りない印象。