- Amazon.co.jp ・電子書籍 (316ページ)
感想・レビュー・書評
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ピュアな恋愛物語ですが、設定が特殊なだけにその特殊さ故の歯痒さがある。だが、その特殊さで分かる事もたくさんある。
心に響く素敵な言葉がいろいろなところで出てきて、よかった。
雨にまつわる言葉もとても良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
雨についての価値観が変わりました。
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事故によって死に至った恋人の誠と日菜に「奇跡」というチャンスが起こるところからお話は始まります。そのチャンスとはお互いの命を奪い合うというあまりにも残酷すぎるものでした。
お互いを思う気持ちが大きすぎるから、すれ違い、傷つけあい、奪い合い___。
最後の結末には思わず涙します。 -
ドラマの原作ということで手に取った一冊。
タイトルから普段は読まないジャンルであることは想像できましたが、たまにはこういうジャンルもいいな。と思った作品でした。
読む年齢によって感じ方はだいぶ異なりそうですが、心を浄化したい時に読むと良い本だと思います。 -
まさに恋愛小説の王道と言える作品と思う。
ライフシェアリング(命の奪い合い)という言葉が出てきた時に、展開は何となく読めてしまった。
しかし、それでも幾多のポイントで涙し、最後まで二人の幸せを願いながら読んでいる自分がいた。
この本を読みながら、自分自身の幸せ、相手(愛する人)の幸せ、二人で叶える幸せとは何だろう、と考えてしまった。
そしてそれらの幸せを手にするためには、こんなにも苦しみを乗り越えなければならないのか、とも思った。
宇山佳佑さん、初めて読む作家さんでしたが、他の作品も読んでみたいと思います。 -
現実味のないストーリーだけど、とても読みやすい。
泣ける。個人的に能登さんが好き。
命を奪い合うという残酷で辛い部分もたくさんあって胸が苦しかったけど、後半のお互いの幸せを1番に思う気持ちが素敵だなと思った。
日々の小さな幸せを大切にしよう。 -
ふたりで生きるための選択がふたりを苦しめることになっていくなんとも切ない恋物語。 登場人物みんなそれぞれの生き方も伏線になっていて、総じてロマンチックな一冊。ほっとして、うるうる。
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バイクで事故に合い、2人は病院に運ばれる。
そこで、案内人に「ライフシェリング」を提案される。奇跡として20年の命が提供され、それを互いに奪い合いながら生きてゆく。どちらか一方が幸せを感じたら、相手の命を奪うことができる。2人はそれを選ぶ。しかし、お互いに苦しむ。苦しめる。どちらかが悲しくなると相手は嬉しくなる。相手の不幸を望む、そんな自分に自己嫌悪する。残酷だ。