殿下の子を生んでしまいましたが卵だったので、フロシキに包んで逃げようと思います 竜の卵は溺愛の証明 (蜜猫文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 再読。1年ほど前に一度読んだ。
    P.7「シリウスとカタリナは(中略)ついひと月ほど前になさぬ仲――具体的にいえば男女の仲になってしまった」
    言うまでもないが、"なさぬ仲"とは義理の親子関係のことだ。この場合は、似たような言い回しで言うなら"わりない仲"である。
    出版社は竹書房。男性向けコンテンツが始まりの会社だが、出版点数は多い。IT会社が事業のひとつとして電子書籍に手を出したといった出版社じゃない。しっかりしてほしい。ささいな間違い、ではない。品質管理の問題だ。
    お話はコメディなのでいろいろと雑。その分単純でわかりやすい。シークレットベビーものの変種ともいえる。面白くなくはない。★は3フツー

  • 辺境伯の四男と呼ばれているじゃじゃ馬娘カタリナが、フレイド王国の王子シリウスと一夜を共にしてからひと月。朝起きたカタリナの枕元に、竜の卵が。フレイド王は竜騎士の子孫であり、竜の血族、つまり卵はシリウスの子。
    シリウスはたったひとりの王子というだけでなく、聖女の許嫁がいる。たった一夜のあやまちで御子を授かったとなったら大問題。カタリナは卵をフロシキで包み、寮生活をしていた士官学校を出奔した。

    TL。

    夜会で出会った見ず知らずの人と~とか、王子と知らずに~とかではなく、幼なじみで、哀しい出来事があったシリウスに求められて、受け入れて。

    カタリナの竜の卵=御子理論には、そうはならんやろwと思いました。
    せめて枕元じゃなく、お尻辺りにないといけないような。
    カタリナが竜の血族っていうなら卵も分かるけど。
    カタリナは竜の血族じゃないし。
    血族の精○で変化するとか?産み付けられたとか?と想像してしまいました。
    後々カタリナが振り返って、当時の心境を考察しているのを読んで、なら仕方がないのかなーと。
    ていうか、自分達の子供に仮名とは言え『ぴぃちゃん』はいいの?w

    シリウスや他の幼なじみ達に鈍感と言われていたヒロインでしたが、シリウスの言葉足らずもあったし、臣下として自制の範疇だったかな。
    思いをはっきり伝えてから、拗れる事なくラブラブで良かったです。

    シリウスの身内の問題でハラハラする一幕はありましたが女の闘いはなし。
    聖女、可愛らしくて良かったです。
    自由になったら、健康にもなるといいな。
    侍女達も聖女の意思を尊重していて、カタリナに突っかかてくることもなく良かった。
    聖教会、腹立つ。

    竜の卵はどこから来たのでしょう?
    森から持って帰ってきてしまったとの事でしたが。
    森にあったのは、自然発生?
    未確認の竜がいた?
    気になりました。

  • 女性に対して朴念仁と呼ぶ小説は初めて体験しました。ニブちんだからハッキリ言葉にして伝えないと駄目だと幼馴染みから指摘され、その後王子が愛を告げるのは良かった。番外編も可愛らしくてニヤニヤ。竜が好きなのでシリーズがあれば読んでみたいです。

  • 可愛い元気いっぱいのヒロインと、凛々しいからこそそゆのが可愛い一面のあるヒーローとで、ニヤニヤ止まらん感じで、楽しく読み終えました。
    卵はそんなんで良いのですか!って感じだったけどね。

    初読の作家さま。
    最初、なんだか文が読みづらくて、このまま読み進められるんだろうか…って心配になっちゃったんですが、最初だけでしたね。
    書き始め、推敲しすぎて句読点打ち過ぎたり逆に一文に情報詰め込みすぎたり、で、バランス悪くなっちゃうのは、キャリアの若い作家さんにはよくあることなのかもしれないな。

    なので、読み始めだけで投げ出さないように心がけてるのですが。
    2割くらいは、最初を乗り越えたら、面白く読めることが多いので。

    後書きにもありましたが、魅力的な登場人物が多いので、この世界のお話をまた読みたいなと思います。


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著者プロフィール

著作に『初めましてこんにちは、離婚してください』(スターツ出版文庫)や、『宝石王子と五つの謎 おしゃべりシェパードと内緒の話』(スカイハイ文庫)、『博多あやかし食堂よろず』(KADOKAWA)をはじめ、作品多数。描き出す作品は、生き生きと魅力あふれるキャラクターたちの掛け合いが読者を惹きつけてやまない。

「2019年 『織ノ王国物語 ~七番目の王子と忠誠の剣士~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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