自由研究には向かない殺人 〈自由研究には向かない殺人〉シリーズ (創元推理文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • スムーズな文章が映像となって浮かんで
    10年以上も前だけれど、海外ドラマの
    「ヴェロニカ・マーズ」を見ているような感覚で
    読むことができた。

    主人公のピッパが
    事件について自由研究をすることになり。
    調べていくうちに、
    知り合いや友人が容疑者として浮上し
    犯罪まがいの捜査をしたり
    脅迫で危険な目にあったり。
    ハラハラとドキドキとワクワクで
    一気に読み進めてしまう。

    話が二転三転するところも
    想定内だったし、犯人も考えていた通りで。

    ただアンディには生きていてほしかった。
    「プリティ・リトル・ライアーズ」
    だったらきっと生きていたのになあ。。




    • aoi-soraさん
      arue84さん、はじめまして
      沢山のいいね!をありがとうございます^⁠_⁠^
      本棚を覗かせて頂きましたが、私が読みたいと思っている本が多く...
      arue84さん、はじめまして
      沢山のいいね!をありがとうございます^⁠_⁠^
      本棚を覗かせて頂きましたが、私が読みたいと思っている本が多く、興味が似ているのかなぁ、と嬉しくなりました♪
      この作品は、海外ミステリ初心者の私でも読みやすく、とても引き込まれました
      “生きていてほしかった”
      の感想も同じくです

      フォローさせて頂きました
      どうぞよろしくお願いします(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠♡
      2023/08/13
    • arue84 さん
      こんにちは☆
      こちらこそたくさんのいいね♡と
      フォローをありがとうございます♪
      最近、ブクログの他のかたの感想をたどりつつ
      面白そうな本があ...
      こんにちは☆
      こちらこそたくさんのいいね♡と
      フォローをありがとうございます♪
      最近、ブクログの他のかたの感想をたどりつつ
      面白そうな本があるとつい買ってしまい。。
      その無限ループにハマってしまっています。
      「自由研究〜」は海外ミステリの中でも
      とても読みやすいですよね。
      (早速続編を買いました)
      感想が同じで嬉しいです。
      これからも色々と参考にさせてくださいね。
      よろしくお願いします♪
      2023/08/13
  • 2年前に評判になった本作ですが続編も評判良かったので(先にこっち読まないとマズイので)読んでみました。
    傑作ですね。主人公のピッパ(ピップ)がなんとも魅力的。各省の自由研究の作業記録で疑わしい登場人物が整理されていき、後半は一気読みでした。

  • 素晴らしいミステリーであり、青春小説
    き殺人事件を高校生が自由研究で解決すると言う今までにないストーリーも面白かった

    後の3作品も購入している

  • 原題は"A Good Girl's Guide to Murder". 英国の田舎町リトル・キルトンを舞台にしたミステリー。
    "Good Girl"こと女子高生のピッパ・”クソ賢い”・フィッツ=アモービは自由研究としてキルトンで起こったある事件をテーマにする。
    美しく人気者だった女子高生アンディが行方不明になり、死亡したと思われている。容疑者であったボーイフレンドのサル・シンは自殺をした。
    生前のサル・シンを知るピップは、優しく知的な彼が殺人を犯したと信じられず、彼の弟のラヴィ、そして当時の関係者に聞き込みを始める。

    率直ながらまっすぐなピップは、情報収集能力を生かし、ポッドキャストも活用し、徐々に世間・警察が信じる事件のシナリオのほころびを見つける。アンディはただの人気者ではなく残酷な一面で多くの敵を持っていたことがわかる。アンディの家族の闇。そしてアンディが姿を消した夜のパーティー。姉妹同然の親友のナオミにも疑いの目を向けざるを得ない。アンディの黒い人間関係。不穏なドラッグ売買と声を潜める被害者。隠されたもう一つの事件。それらを少しずつポッドキャストで配信するピップに送られた脅迫のメッセージ。

    ”真実”というパンドラの箱を開けるピップは周囲の多くの人を”容疑者リスト”に追加する。脅迫を受け、彼女の最愛の存在にも危険が及ぶ。
    ハラハラするミステリーだが、ラストも意外性があって、引き込まれる。睡眠時間を忘れて読んでしまう面白さでした。

  • 殺人者の疑いかけられ自殺した友人の無実を証明しようとする女子高生探偵の冒険。と、言ってしまうとありきたりのミステリのようですが、主人公がとってもがんばっていて、自分も元気をもらえました。

    イギリスのティーンエイジャーの生活の描写もなかなか興味深いものです。

  • お、面白かった…!続編も楽しみにしてます!
    勝手にアメリカが舞台だと思ってたらイギリスだった。
    ただ、犬が悲しい目に遭うのが苦手な人は絶対読まないでください。変なとこでダメージ受けてしまった。
    ピップ、ピッパって珍しい名前ですよね。肌の色は白いと書かれているけれどどのあたりの名前なんだろう。リアンもなかなか聞かないような。
    インド系のラヴィがサルを失ってからどんな嫌がらせを受けたか、肌の色でどんな扱いを受けたかなんかも静かに語られていて重いものを飲み込まされた気分です。
    はじめは、ふさがりかけたみんなの傷をこじ開けるようなズケズケしたピップのやり方に正直反感を覚えました。友達のふりをしてメッセージを送ったり、明らかに怪しい人間の目の前でその人の出したお茶を飲んでしまう迂闊さとかもどうかなとは思わなくもない。ですがどんどんページをめくらされ、もうそろそろ真相なのにまだこんなにぺージある!どうすんの!?とワクワクし、(まあこいつ怪しいなと思ってた人が案の定犯人だったけども)最後までどうなるどうなると読まされてしまいました。
    一人の巨悪ではなく、被害者のアンディも含め、みんながちょっとずつやらかしたどうしようもない悪が積み重なった末路の悲劇が苦しい。サルだけが真の被害者で完全に巻き込まれただけなのが悲しい。
    読後感はスッキリしたのだけど、真相がわかる前、ラヴィに対して冷たく振る舞うレジ係の人の描写とかもキツいものがありました。

    少しだけ、個人的な好みの範疇かなあとは思うんだけど、なぜピップがサルの事件に固執したのかを早めにしっかり描いてくれていたら、「関係ないのに何こいつ」感が多少減ったかなあとは思う。お国柄の違いとかもあるからはっきりとは言えないけど。

  • 高校生が事件の謎を解いていくという作品で海外作品は日本作品と比較すると読みにくいと言われているがこの作品はとても見やすかった。

  • いろんな人に勧められてずっと読みたかった作品。本当におもしろかった!!

    5年前に町で起こった女子高生失踪事件に、ある疑惑を抱いていた主人公ピッパは、自由研究として独自で再調査を開始する。

    まずこの設定からしてうまい。女子高生が過去の事件の真相を明らかにするという非現実的な設定に対し、納得のいく展開に落とし込めている。

    次にピッパはじめ、登場人物たちの造形もよくできている。中でもピッパの明るいキャラクターは物語をより生き生きとさせている。
    タフで無鉄砲で真っ直ぐで、公平に物事を見れる彼女の人柄に、読み始めてすぐに引き込まれていった。

    そして謎解きもちゃんとおもしろい。真犯人が誰か最後まで分からなかった。バーニーには申し訳ないが、脅迫が実行されたことで緊張感もぐっと増し、後半に向けてよりおもしろさの拍車がかかっていった。
    犯人が(エリオットもベッカも)ただの悪人として描かれていないところもよい。等身大のピッパの目を通すことによって、彼らの葛藤や苦しみがちゃんと読者に伝わる。むしろ、ラストのスピーチシーンによって、本作での悪は手を下した犯人だけでなく、悲劇の原因を作った周りの人間たちでもあることを示唆してしておりメッセージ性があってよい。

    すべてにおいてバランスの取れた作品だが、何よりよかったのは、ピッパと一緒に調査をしているような、そんな気持ちになれたところだ。ピッパの記録やSNSのやり取りなど、ピッパが得た情報がそのまま読者に与えられるため、彼女と同じ目線で事件を追うことができる。だからこそ中だるみすることなく読めたし、物語に入り込めた。

    ページをめくる手がとまらなくなる作品に久々に出会えた。

  • 飽きずにさくさく読めた。
    聡く行動的でパワフルな女子高生がソーシャルメディアや対面インタビューを駆使してガンガン進んでいく過程がスピード感があって見事。
    現実の事件の捜査は、歴代の名探偵が謎を驚異的な才能で解くのではなくて、地道に膨大な情報を集め、まとめ、精査して、考え、閃き、悩みの過程を辿っていく。あっと驚くトリックははないけれど、捜査の道筋を主人公と一緒に辿っていくのは楽しかった。
    ピップの公正な見方、考え方にも好感が持てる。
    イギリスの中高生の学校生活や人間関係、普段の生活なども垣間見られ、中・高生にもぜひお勧めしたいが、ちょっとながいかなぁ…。

  • 初の海外作品に挑戦だ!(ง •̀_•́)ง
    やってやんよ!!

    あらすじ〜

    高校生のピップは自由研究で、5年前に自分の住む町で起きた17歳の少女の失踪事件を調べている。交際相手の少年が彼女を殺害し、自殺したとされていた。その少年と親しかったピップは、彼が犯人だとは信じられず、無実を証明するために、自由研究を口実に警察や新聞記者、関係者たちにインタビューをはじめる。ところが、身近な人物が次々と容疑者として浮かんできてしまい……。予想外の事実にもひるまず、事件の謎を追うピップがたどりついた驚愕の真相とは。ひたむきな主人公の姿が胸を打つ、英米で大ベストセラーとなった謎解きミステリ!

    そう!!自由研究の課題に地元で起きた殺人事件を
    主人公のピップはぶち込んできたのだ!!
    いや〜ヤバいやろ!!なんで先生はこの課題を許可したん?笑笑
    アヒャヒャヒャヽ(´>∀<`*)ノアヒャヒャヒャ!!ガハハハ!!
    最初はどーなる事やらと!?!?!?思っていたのですが、めちゃ読みやすいし、
    読めば読むほど!話にのめり込んでいきます!
    真相解明からのラストまではもう〜完璧でしたぁ
    ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
    なんかね…映画見ているみたいだった( ✧﹃✧)
    でね!事件を通して今まで分からなかった。
    差別とか薬物問題とかもあってこれが中々気落ちする内容なんだけど!ピップとその周りの人たちとの海外特有のユーモアたっぷりの会話がめちゃ面白い〜から
    程よくやんわりになる笑笑(´^ω^`)ブフォwww
    例えばですね〜!
    「夕食は、ピザにしていいってことだよね」
「もちろんだとも」ヴィクターはにやりとして尻をたたいた。
    「ピザなくして、どうやってこのおケツを維持すればいいんだい?」笑笑
    まじでどーゆう事だよと!?とツッコミいれてしまった!!まじでここ爆笑しました笑笑
    まぁ〜こんな感じの流れなんですが、
    ちゃんとストーリーがきっちりしているんで
    万人受けする内容だと思うので
    良かったら!是非!読んでみてください!

    ありがとうございます(_ _)

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