コケのすきまぐらし (月刊たくさんのふしぎ2021年10月号)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・雑誌 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 4910159231018

感想・レビュー・書評

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  • 古本・倉敷 蟲文庫
    https://mushi-bunko.com

    HIRASAWA Tomoko illustration
    http://studio-dessin.com

    コケのすきまぐらし|福音館書店
    https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=6876

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      コケのすきまぐらし : daily-sumus2
      https://sumus2013.exblog.jp/32426548/
      コケのすきまぐらし : daily-sumus2
      https://sumus2013.exblog.jp/32426548/
      2021/09/10
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      『コケのすきまぐらし』—おしらせ | 古本・倉敷 蟲文庫(2021年9月10日)
      https://mushi-bunko.com/2021...
      『コケのすきまぐらし』—おしらせ | 古本・倉敷 蟲文庫(2021年9月10日)
      https://mushi-bunko.com/2021/09/10/info
      2022/03/31
  • ある日、やたらとフットワークの軽い友人が、
    「会ってきたよ!」
    と言うので、誰にかと思って話を聞いたら、この本の著者の田中美穂さんに、だった。それではじめてこの人を知った。
    彼女は蟲文庫という本屋の店主である。コケを愛する人でもある。

    (私がコケの存在を意識するようになったのは、まったくこの人のおかげだ。
    それまで地面に落ちてる枯葉ていどにしか思っていなかったコケがじつは種類豊富でよく観ると美しかったりかわいかったりするのに気がつきだすと、おおげさでなく、少し日常世界の見え方が変わった。)

    さてそんな田中さんが「たくさんのふしぎ」シリーズでコケの絵本を書いていた。読まない手はない。
    本書では田中さんの住まう地域に生息するコケの種類や、コケの生態について絵と文章で簡単に解説してある。
    (写真で種類を見分けるだけでもたいへんなのに、よくもこう、絵で描き分けられたものだ。)

    コケって、ちょっとネットとかで調べただけでは生態や分類がよくわからない。胞子体でも増えるし、一部分を切って土に植えただけでも増える。しかもコケだと思ってたものが、じつは地衣類という違う植物だったりするのでややこしい。そのへん、この本を一読するだけでわかるから便利。

    本書にもあるとおり、これから、春先にむけてコケたちの胞子体が伸びてくる。なんといってもタマゴケの胞子体が丸っこくてかわいい。でも写真でしか観たことがない。今年こそ実物を見つけてやろうとたくらんでいる。

  • 一度枯らしたスナゴケに先挑戦している。

    本書はその復活戦の参考にならないかと思い手にした。

    ところで著者は、倉敷の人だと言う。

    そこでピンと来るのは、蟲書房の人では?

    ビンゴ、あたりですね。

    何度かテレビで紹介されていたので、倉敷に行くチャンスがあれば立ち寄ってみたいと思っているが、まだ実現していない。

    その前に大原美術館に再訪問かな。

    ですきまぐらしって、なんかのキャラではなかった?

  • コケには少し興味があったので購入。

    そうか、植え替えが難しいのはそういうことか・・・と納得。
    いろいろな場所で観察するのがいいんだな。

    アンガールズのT中さんはどうやって育てているんだろう?

  • 地味ながら身の回りに実はあふれている「コケ」、どんなところにどういうタイプのコケがあるのか、原始的な小さな体の仕組み、他の多くの動植物とはちょっと違う進化の歴史、湿った日の様子、乾いた日の様子、生長による変化、どう増えるのか…墨の線と緑の濃淡だけのシンプルでやさしいイラストでたのしめるコケ入門書。30種類以上登場(世界に18000種、日本だけでも1800種以上もあるというけど!)、巻末にかんたんな索引表あり。
    読み終えて外に出ると、あれもこれもコケかな? と急にコケが見えるようになるのが楽しい。

    やさしいイラスト、どこかでみたことある気がしていたけど、少し前に読んだ図書館を舞台にした物語『しずかな魔女』(岩崎書店)の挿絵の方だった。さらに、この夏にでた岩波ジュニア新書「国語をめぐる冒険」の印象的なカバーもこの方だった(!)。

  • 蟲文庫に行った時はコケのことは全く知らなかった。蟲文庫について知ってからそういえばこの雑誌店頭に並んでいた、と。コケに詳し過ぎて驚き。コケの世界面白い。

  • この世は面白いで溢れてる。それを「苔」にフォーカス当ててみた。
    種類がわからなくても、この本を読んでから苔を見つけるとなんだか嬉しい!

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著者プロフィール

田中美穂(たなか・みほ)
古本屋「蟲文庫」店主。1972年、岡山県倉敷市生まれ。1994年、同市内に古本屋「蟲文庫」を開業、2000年に移転、現在にいたる。著書に『わたしの小さな古本屋』(ちくま文庫)、『苔とあるく』『亀のひみつ』『星とくらす』(WAVE出版)、『ときめくコケ図鑑』(山と渓谷社)、編著に『胞子文学名作選』(港の人)などがある。

「2018年 『ミクロコスモス 森の地衣類と蘚苔類と』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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