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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (227ページ)
感想・レビュー・書評
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取捨選択が必要な本。
筆写が、臨床家として盗撮加害者の証言やエピソードなどを紹介している部分は興味深く、面白い。
一方、臨床現場を離れ、社会についてマクロに語るくだりになると途端にお粗末になってしまう。根拠不明であるにも関わらず、日本のスマホがシャッター音が出るのは盗撮件数が多いからであると断じるくだりや、算定方法に疑義も多くもたれているジェンダーギャップ指数を持ち出す部分など筆者の党派性から出た語りたい内容に追っつけている印象があり、如何わしい。
これが分際というやつなのだろう。分際の中のミクロを語っているところは拾う価値のある本だが、そこからはみ出たところはしっかり捨てた方が良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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