盗撮をやめられない男たち (扶桑社BOOKS) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 取捨選択が必要な本。
    筆写が、臨床家として盗撮加害者の証言やエピソードなどを紹介している部分は興味深く、面白い。
    一方、臨床現場を離れ、社会についてマクロに語るくだりになると途端にお粗末になってしまう。根拠不明であるにも関わらず、日本のスマホがシャッター音が出るのは盗撮件数が多いからであると断じるくだりや、算定方法に疑義も多くもたれているジェンダーギャップ指数を持ち出す部分など筆者の党派性から出た語りたい内容に追っつけている印象があり、如何わしい。
    これが分際というやつなのだろう。分際の中のミクロを語っているところは拾う価値のある本だが、そこからはみ出たところはしっかり捨てた方が良い。

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著者プロフィール

精神保健福祉士・社会福祉士。大船榎本クリニック精神保健福祉部長。1979年生まれ。大学卒業後、アジア最大規模と言われる依存症回復施設の榎本クリニックでソーシャルワーカーとして、アルコール依存症をはじめギャンブル・薬物・性犯罪・DV・窃盗症などさまざまな依存症問題に携わる。専門は加害者臨床で、現在までに2500人以上の性犯罪者の治療に関わる。主な著書に『男が痴漢になる理由』『万引き依存症』(ともにイースト・プレス)、『盗撮をやめられない男たち』(扶桑社)、『「小児性愛」という病——それは、愛ではない』(ブックマン社)、『しくじらない飲み方 酒に逃げずに生きるには』(集英社)、『セックス依存症』(幻冬舎新書)、監修に漫画『セックス依存症になりました。』(津島隆太・作、集英社)などがある。

「2023年 『男尊女卑依存症社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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