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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (532ページ)
感想・レビュー・書評
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第一部と第二部はそれぞれ別々に出版された作品とのことだが、どちらも展開に無駄がなく最後まで引き締まった内容。よいシーンはいくつもあるが、ハイジのおじいさんが失っていたものを取り戻す場面が短いながらもとても印象的で好きだ。ハイジの存在を介して、人々のあいだに交流の輪が生まれ、あるいは再生されていくところが素敵だと思う。
日本のアニメシリーズがかなり原作に忠実な作りだとわかり驚いた。大きな違いというべきものはやはり「信仰」の要素だろうが、すべては神の思し召しでありこの世に無意味な事柄など何ひとつないのだという原作のテーマも、ハイジたちがアルムの山で活き活きとした姿を見せる様子を通じて「楽しさ」を追体験させてくれるアニメシリーズも、どちらもすばらしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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