警視庁アウトサイダー (角川文庫) [Kindle]

著者 : 加藤実秋

• KADOKAWA (2021年9月18日発売)

感想・レビュー・書評

[ぴょんさんの感想 · 2023年10月14日]

なんだかうまくいきそうにない組み合わせの方がしっくりくるよね。似たもの同士のようにもめないし。今後も活躍するのか？

[quazismさんの感想 · 2023年3月22日]

思っていたようなどんでん返しがなかったのが残念。
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[tamakoさんの感想 · 2023年1月22日]

ドラマを見て原作を読んでみた。
刑事課のエース蓮見と組対から異動してきた刑事架川がコンビを組んで事件を解決していく連作短編集。お互いに目的を秘めて相手を利用し合うバディ物である。
ドラマのコメディ路線に対して原作はわりとシリアスだが、雰囲気は軽快で読みやすい。この巻では二人の目標である事件に関しては未解決なので次を読みたい。

[デゴシさんの感想 · 2023年1月16日]

テレビが面白すぎるのかな？小説はん～って感じ。上白石萌歌？上白石萌音は出てこないよね？小説の巻が進めば出てくる可能性もあるけど、もう1冊買ってこのままの感じだと後は買わないかな。

[Hiroさんの感想 · 2022年6月9日]

「メゾン・ド・ポリス」シリーズの作者さんの別のシリーズ。
警視庁桜町中央所のエース刑事・蓮見光輔は，警視庁のマル暴で何らかの不祥事絡みで左遷されてきた見た目はマンマヤクザの架川英児とコンビを組むことになり，一見ちぐはぐなコンビながら意外なバランスの良さを発揮し次々と事件を解決していくというお話。実は蓮見もただの見栄えの良い優秀な刑事ではなく，ただ事ではないウラがある模様。架川の方も暴力団に捜査情報を流したイヌとの疑いがかけられていたのだが本人は無実を主張し，所轄で結果を出しマル暴に返り咲いて，本当のイヌを見つけ出すことを目標にしている。お互いの裏の事情を明かしあって協力し合うことにした蓮見と架川は急速に距離を縮めていく。
それを不審に思ったのが警視庁警務部から架川を極秘に調査するために送り込まれてきた若井という女性巡査部長。彼女は蓮見という人物に疑惑を持つが，一方で恋心のようなものを感じつつ，蓮見と架川の関係におかしな誤解を抱いている模様。
本作では3つの事件が描かれる。1話は，河川敷に停められた車の中で女性が死んでいるのが発見された事件。車には被害者の愛犬も乗っていてその鳴き声で近所の人が気づいたという。捜査を進めるうちにどうも幼稚園のママ友グループ間のいざこざが関わっているらしき様相に。第2話は，資産家の家で家政婦が殺されているのが発見された事件。事件後，その家の引きこもりの息子が行方をくらましており，息子が犯人という線で捜査が進められるも息子の行方は杳として知れず目撃証言など証拠もなかなか見つからず苦戦を強いられる。
第3話は架川がかつて世話になった元生活安全部の参事官だった男の自殺死体が発見された事件。組対部長になることが決まっていた時期に不倫疑惑が発覚し警察を辞職していたのだが，本人は不倫疑惑はハメられたものだと話していたという。架川と蓮見は鷲見組の関与を疑い，対立する暴力団・一途会に情報提供を求めるが...。
シリーズ物ということで，蓮見に関する謎は縦軸として次巻以降に継続となる。既刊は3巻で一応第1部は完結ということになっているみたいだがどこまで完結してるのだろうか。続きは少々気になる。

[宙★〜sola〜さんの感想 · 2022年4月3日]

桜町中央署刑事課のエース刑事・蓮見光輔とマル暴から移動してきた架川英児の凸凹コンビによる刑事モノ。
どちらも『何者かの罠』に嵌められた過去があり、それぞれの『目的』のために協力することになる。

根底の流れがダーティなのに、表面の事件はポップ目な文体で軽快に進んでいく。ただし死人は多い。
味方と見せかけて敵だったり、敵の敵が味方だったり、とんでもないところに敵も味方もいたり。
新たな人物が登場するたびに緊張する。

結局のところ、警察ピラミッドの頂点を目指す者たちの犠牲になる『駒』の図なのか？
表面的に起こる一つ一つの事件を解決していくたびに、二人が互いの個性を認めていく様を応援したくなるが
最後まで見届けるべきなのか？？？

[oooba3さんの感想 · 2022年1月22日]

なりすまし刑事と元マル暴刑事がコンビを組んで、それぞれの過去と対決。二人の行く末が、とっても気になる…。

なりすまし刑事と、飛ばされてきた元マル暴担当刑事がコンビを組んで、

それぞれが抱えた過去の因縁に立ち向かう、そんなストーリー。



軽いノリの刑事モノと思いきや、過去の事件も重そうで、

決着にはいたらず、続編へと…。



なかなか面白い設定で、引きずりそうだ。



コンビものだから、そのうち、二人の間に絆でもできそうだが、

まだ、お互いを信頼するまでには、いたらない。



そのプロセスも、これから期待できそう。



監察も絡んで、この先、一波乱も二波乱もありそうで、

ま、続編、読むっきゃない。

著者プロフィール

1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞しデビュー。同作は書籍化され大人気シリーズとなり、ドラマ化、舞台化、コミック化された。他著に「モップガール」シリーズ、「アー・ユー・テディ？」シリーズ、『チャンネルファンタズモ』『ご依頼は真昼のバーへBarホロウの事件帳』『風が吹けば』『桜田門のさくらちゃん』『学スクール園王キングダム国』『ゴールデンコンビ 婚活刑事& シンママ警察通訳人』「メゾン・ド・ポリス」シリーズ、『警視庁レッドリスト』などがある。

「2023年 『警視庁アウトサイダー The second act 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」