北緯43度のコールドケース [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 前半はいろいろな事件が混ざり合い、時系列が複雑でちょっと読むのに苦労したが、後半は事件が絞り込まれていく感じと、この後どうなっていくのかという期待でサクサク読めた。
    異色の経歴を持つ女性刑事の沢村を応援している自分がいた。沢村の過去も苦しくてつい涙した。
    ここに登場する人物も魅力的な人物ばかりだった。

  • 人間のもつ怖さが絶妙に描写されていて好みの作風でした。
    2作目も続けて読んじゃいました。

  • 場面と視点がどんどん変わって、ついて行くのに一苦労。もう少しシンプルにして欲しい…
    ただ、これがどう繋がるのか?気になってどんどん先を読みたくなる。博士号をもつ女性警察官が主人公だが、事件を追うだけではなく、主人公の家族や過去の出来事まで掘り下げてあり、盛り沢山な内容。
    文章が私にはあっていたようですごく読みやすく、グイグイ読まされた。
    次の作品も楽しみに待ちたい。

  • 念願の博士号を取得したあと大学を出て北海道警察に就職した沢村依理子。ノンキャリながらその高学歴から幹部候補生と目され,現場経験を積むために所轄の刑事課に配属。そしてとある会社の倉庫で少女の遺体が偶然発見された事件を担当することに。その少女は5年前に誘拐され,誘拐犯の事故死により行方不明のままになっていた幼女であることが判明する。奇しくも過去の未解決事件とリンクすることになる。沢村は果たして真相にたどり着けるのか。
    なかなか面白いが,過去の誘拐事件のときになぜそこを調べなかったのか? というちょっと不自然な点も感じた。

  • 江戸川乱歩賞とのことで読んでみた。
    綾辻さんの解説通り、加速度的に面白くなっていった。他の作品も読んでみたい。

  • ミステリーではありますが、登場人物たちの心の動きの描写が秀逸です。主人公だけでなく、その家族、被害者、犯人、そして犯人の弁護士の心情も上手に描かれていて、犯人を追いかけるストーリーよりも、彼らの物語を追いかけたくなる作品でした。楽しかったです!

  •  帯広で先生の古希のお祝いに誘われたときに、帯広駅近くの長崎屋で買った小説。第57回の江戸川乱歩賞受賞作品らしい。舞台が札幌ということで、新札幌の本屋でも手に取って買おうかどうか迷ったのだが、なんと帯広で買うことになるとは。

    作者の伏尾美紀さんは北海道在住で、1967年生まれという事なので、自分とほぼ同世代だ。

  • なんとなく期待せずに読んだのだが、ぐいぐい引き込まれて、すごく面白かった。
    知っている地名が出てくるのもよかった。

  • 幼児誘拐の未解決事件にかかわっていく警察官の話。

  • 幼児遺体遺棄事件から誘拐事件に繋がり、その謎を解く警察が舞台のミステリー小説。
    登場人物が不要に多かった印象。そして登場人物それぞれにもう少し個性があった方が良かった。
    物語に散りばめられた伏線が結局先輩刑事の認知症ってオチだったのが弱かった。もう少しエピソード欲しかった。
    ただ全体的にはスラスラと読めた。

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著者プロフィール

1967年北海道生まれ。『北緯43度のコールドケース』で第67回江戸川乱歩賞受賞。

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