サイコロジー・オブ・マネー――一生お金に困らない「富」のマインドセット [Kindle]

  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • お金を稼ぐ方法ではなくお金に対する価値観を変えることで豊かになる方法を教えてくれる本

    ウォーレンバフェットさんとか有名なお金持ちの投資や失敗のエピソードを使ったりわかりやすい例えをふんだんに使って説明してくれているのであたまと心に洪水のようになだれ込んでくるし目から鱗が落ちまくり!!

    読み物として楽しみながら最後まで読めるし結果的に心に残るお金の学びを得ることができる!!

    人生において「お金」って避けては通れない重要な部分なので、この本を読むことによって「お金」に対する意識が変われば人生が変わるって言えば大袈裟かもしれへんけど、昨日よりもちょっとは前向きに生きていけるようにはなるかなって思う。

  • 「お金にまつわる人間の不思議な心理」を解き明かしていく本。だれもがそれぞれ違ったマネーゲームをしていること、それを言葉にしてもらっただけでも、この本を読んだ甲斐がありました。短く、読みやすい翻訳でした。ごちそうさま。

  • 論旨に目新しいさはないが、自分の投資方針と合致しているので星4つ。
    ・足るを知る
    ・夜 安心して眠れること を優先してお金の管理をすべし
     → 株が下がっても 現金がある
    ・自分の時間をコントロールするためにお金を貯め使う
     → 好きな時に会社を辞められる
    ・成功のために必要な代償を見極め、それを支払う準備をする
     → 株で損したときは、罰金ではなく手数料と思うこと
    ・自分がしているゲームを明確にする。
     → 短期的利益 か 死ぬまで永続か?

    作者が個人的に採用している「低コストのインデックスファンドに数十年かけて一貫して投資し、下手にいじることなく複利で運用」することが、私の目指す「予想外の出来事が起こりうる世界に対処できる資産を死ぬまで維持し続ける」ことと合致するのか 考えてみたい

  • 「自分が理にかなっていると思っていること(相手に勧めること)」と「自分にとって正しいと思うこと(自分が実際に行っていること)」の間には、大きな隔たりがある。
    これを踏まえて、お金に関してどのようなマインドセットをもつべきか。

    お金への対し方は、自分で考えて自分で決めるしかないが、本書を読んで臨むことで、自らが正しいと思って投資なり貯蓄なりを選択することに、より自信をもって取り組めるようになれると思う。

  • 面白くて一気読み
    投資に対する考え方を示した書籍ですが、キャリア形成にも通ずる内容

    収入-エゴ=貯蓄
    経済的自立は自由を手にすることと同じ
    十分である という感覚を持つ
    テールイベントにより失敗はカバーされる
    RichとWelnessの違い
    お金持ちになることよりお金持ちで居続けることが大切
    時間による複利効果は絶大

  • お金持ちになるためのマインドをまとめた本。

    以下、最も印象に残った3点をまとめる
    ・バフェットの資産のほとんどが65歳以降に貯まったもの
    →投資は時間軸が一番大事
    ・途方もない結果を生み出すのに、途方もない力は必要ない
    →コツコツ積み重ねることが必要
    ・テールイベントの絶大な力
    →半分は間違っても成功できる

    こういうお金持ちのマインドが書いてある本に共通しているのは謙虚さが大事ということ。
    やはり謙虚に生きていかないと人もお金もついてこない。
    1度読んだだけではマインドを身に着けることはできないので何度も繰り返し読んで、マインドを変えていきたい。
    どんな人にもお勧めの本。絶対に読むべき。

  • 倹約サイドのお金本。
    収入ーエゴ=貯蓄 うーん納得。
    自制心が必要とは、よく登場するマシュマロの研究でもよく言われること。
    自制心は貯蓄だけでなく、心も鍛えると思う。

    世界が長期的に経済成長を遂げる=インデックス投資、長期分散投資、が一番
    上げ下げで一喜一憂しない。勝てない。

    ↓メモ
    あらゆる成功が努力によるものでもないし、あらゆる貧困が怠惰によるものではないことは知っておくべきだ。誰かを——自分自身を含めて——評価するときは、このことを忘れないように。

    現代の社会には、「これで十分だ」という感覚が欠落しているように思える。それは、莫大な富や権力を手にした者にも当てはまる。

    お金を得るためには、リスクを取る必要がある。楽観的になり、大胆な行動を起こさなければならない。 しかし、お金を維持するには、それとは正反対のことが必要だ。まず、謙虚にならなければならない。
    ★築いた資産があっという間になくなるかもしれないという緊張感を忘れず、倹約に努める必要がある。

    優れた美術品商は、インデックスファンドのような仕組みでビジネスをしているのだ。まず、めぼしい作品があれば根こそぎ買う。気に入ったアーティストの作品を集中的に購入するのではなく、さまざまなアーティストの作品をポートフォリオとしてまとめて購入するのである。そして、そのうちの数点が高く評価される日をじっと待つ。それがすべてだ

    上げ相場だろうが下げ相場だろうが、とにかく毎月、米国の株式市場に投資するとしよう。経済学者が、迫り来る不況や新たな下げ相場について声高に警告していても関係ない。ただ投資を続ける。

    ★圧倒的にスーの勝ち(上げ下げ、関係ない、長期分散投資をひたすら愚直に)

    従来の心理学が考察してきた客観的な諸条件のどれよりも、人間に幸福感をもたらす信頼性が高い要因は、「人生を自分でコントロールしている」というはっきりとした感覚があること

    ★どんなに高い給料よりも、どんなに大きな家よりも、どんなにステータスのある仕事よりも、「好きなときに、好きな人と、好きなことができる」生活を送れることのほうが、人を幸せにする

    人は、自分が主導権を握っていると感じたいのである。つまり、運転席に座りたいと思っている。だから、誰かから何かをするように仕向けられると、急に無力感を覚える

    ★富を築くために必要なのが自制心

    一方、エネルギーの世界の省エネや効率化と同じように、個人がお金を貯蓄し、倹約することは、「お金を増やすための方程式」において、私たちが唯一コントロールできる部分であり、将来的にも確実な効果が期待できる

    ★収入からエゴを引いたものが貯金

    それなりの高給取りなのに貯金がほとんどない人がなぜこれほど多いのかがわかる。彼らは日々、精一杯見栄を張り、他人に負けないようにしたいという本能に突き動かされている

    ★貯蓄は、支出を減らすことで生み出せる。 欲望を抑えれば、支出を減らせる。 他人の目を気にしなければ、欲望を抑えられる

    ★「私は世界が長期的に経済成長を遂げることを楽観視し、インデックスファンドを中心に投資をするパッシブな投資家であり、今後 30 年間、経済成長による恩恵が自分の投資先にもたらされると確信している

  • 数理的に正しいことより合理的なことを、自分の幸せのために粛々と実行する旨を説いた良書。おすすめ


    https://honto.jp/netstore/pd-contents_0631264110.html
    目次にもあるが、改めて感心したことは

    複利の魔法――ウォーレン・バフェットの純資産の95%以上は、65歳以降に得られたもの(改めて再掲される福利の大切さ、投資し続けることが全て)
    サプライズ!――歴史は未来を予測する地図になりえない(追記 安全域の大切さ)
    この世に無料はない――あらゆるものには価格がある。だが、価格が表示されているとは限らない(ボラティリティは投資への入場料)
    告白――著者の「サイコロジー・オブ・マネー」(結局自分が安心できるレベルの投資を続けるのが一番である)

  • 2022年に読んで面白かった本、みたいなブログ記事で見かけたので読んでみた。

    確かに面白くはあった。
    ビル・ゲイツの話や、リアーナがFPを訴えた話とかw、知らない逸話がいくつかあった。
    稼ぐのも大事だけど、稼いだお金をキープするのも大事、というのは改めて身に沁みた。
    バブル経済の仕組みや、相場を予測するのが難しい理由について、なるほどと思わせる語り口。

    けれど本書の終盤で語られるのは、インデックス投資がオススメ、というもの。
    (お金のスタイルは人それぞれと前置きされつつも)
    結局それかい、という冷めた読後感は否めない。

    マネー系の本を日頃から読んでいる読者にとっては、わざわざ読むほどではないかな?という所感。

  • お金がもたらす最大のリターンは時間。

    自分が自由にできる時間が何よりの宝で幸福なのに納得。
    時間の自由は選択の自由にもつながる。
    主導権が自分にあるのはものすごくストレスフリー。

    自分のしているゲームをしっかり把握していなければ、
    別のゲームをしている人の言動に惑わされる。

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著者プロフィール

【著者】
モーガン・ハウセル(Morgan Housel)
ベンチャーキャピタル企業Collaborative Fundの経営に携わる。南カリフォルニア大学を2008年に卒業。経済学専攻。The Motley FoolやThe Wall Street Journalにコラムを寄稿。

【訳者】
児島修(こじま・おさむ)
英日翻訳者。立命館大学文学部卒(心理学専攻)。主な翻訳書は『DIEWITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ビル・パーキンス著、ダイヤモンド社)、『やってのける』(ハイディ・グラント・ハルバーソン著、大和書房)など。

「2021年 『サイコロジー・オブ・マネー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

モーガン・ハウセルの作品

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