キャリア・ウェルネス「成功者を目指す」から「健やかに働き続ける」への転換 [Kindle]

著者 :
  • 日本能率協会マネジメントセンター
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 15
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (409ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とても心に沁み入る内容だった。年代問わず、働いている人全てに届けたい研修。働くことを考えることは、生きることを考えることであり、いかに内省を深め、自らの律を持って内発的に自分の人生を耕していけるかを追求することでもある。終身雇用の長時間労働が生きがいに感じる人と趣味に全振りして給料だけもらえれば社会貢献二は無関心な人の対比をどう見るか、生産性を上げ、効率を目指すゲーム的仕事観とプロフェッショナルとして道を究める仕事観や作品(アート)を生み出す創造性と生産性の違い等、ちまたにあふれる仕事論を止揚する本。
    研修のPPTと解説が織り込まれているため、筆者から研修を受けているような感覚を得られる構成になっている。そのPPTがとにかくわかりやすく、提示されている概念にも納得感がある。見れば、著者紹介には「概念工作家」とある。まさに概念工作家にふさわしい作品だと思う。筆者自身に対する興味が湧く本。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

キャリア・ポートレート コンサルティング 代表
人財教育コンサルタント・概念工作家。
「プロフェッショナルシップ研修」(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)をはじめ、管理職研修、キャリア開発研修、思考技術研修などの分野で企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。
GCC(グロービス・キャリア・クラブ)主催セミナーにて登壇も多数。
1986年慶應義塾大学・経済学部卒業。プラス、日経BP社、ベネッセコーポレーション、NTTデータを経て、03年独立。94-95年イリノイ工科大学大学院「Institute of Design」(米・シカゴ)研究員、07年一橋大学大学院・商学研究科にて経営学修士(MBA)取得。
著書に、『キレの思考・コクの思考』(東洋経済新報社)、『個と組織を強くする部課長の対話力』『いい仕事ができる人の考え方』『働き方の哲学』(7万部超)(以上、ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。

「2021年 『キャリア・ウェルネス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村山昇の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×