時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙 [Kindle]

  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 現在の物理学で分かっている物質と意識の果ての話。
    意識は解明されていないが、あくまで物理現象の下で存在するとしており、エントロピーが高まる時間の果てにおいては、意識は存在しえないとしているが、ほぼ無限の時間においてはいつかどこかで確率の問題として物質が集積し、意識が起こることも必然である。

  • ふむ

  • 人間の全ての知的活動の源は、永遠を懇願する思いである。
    我々は「いつか死ぬ」という共通認識のもと、自分の行いが永遠に残ることを願って矛盾した行動を行うのである。

  • 500ページ強の分厚い本だが流れるような文章に引き込まれあっという間に読み終えた。ブライアン・グリーンの本を読むのはたぶん初めてだがさすがベストセラー作家と思った。宇宙、生命、意識と多岐にわたる領域を非常に詳しく、わかりやすく書かれておりとても良かった。著者専門の物理学はもちろん、生物や哲学、心理学等に関する説明も非常にうまくわかりやすい。生体における電子の役割や意識のハードプロブレムなどこれまでなんとなく知っていたところも理解が深まった。メインテーマに関してまだ理解不十分で再読したい。

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著者プロフィール

物理学者・超ひも理論研究者。コロンビア大学物理・数学教授。研究の第一線で活躍する一方、超ひも理論をはじめとする最先端の物理学を、ごく普通の言葉で語ることのできる数少ない物理学者の一人である。超ひも理論を解説した『エレガントな宇宙』は、各国で翻訳され、全世界で累計100万部を超えるベストセラーとなった。

「2016年 『文庫 宇宙を織りなすもの 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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