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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (683ページ)
感想・レビュー・書評
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現在の物理学で分かっている物質と意識の果ての話。
意識は解明されていないが、あくまで物理現象の下で存在するとしており、エントロピーが高まる時間の果てにおいては、意識は存在しえないとしているが、ほぼ無限の時間においてはいつかどこかで確率の問題として物質が集積し、意識が起こることも必然である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間の全ての知的活動の源は、永遠を懇願する思いである。
我々は「いつか死ぬ」という共通認識のもと、自分の行いが永遠に残ることを願って矛盾した行動を行うのである。 -
500ページ強の分厚い本だが流れるような文章に引き込まれあっという間に読み終えた。ブライアン・グリーンの本を読むのはたぶん初めてだがさすがベストセラー作家と思った。宇宙、生命、意識と多岐にわたる領域を非常に詳しく、わかりやすく書かれておりとても良かった。著者専門の物理学はもちろん、生物や哲学、心理学等に関する説明も非常にうまくわかりやすい。生体における電子の役割や意識のハードプロブレムなどこれまでなんとなく知っていたところも理解が深まった。メインテーマに関してまだ理解不十分で再読したい。
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