11の秘密 ラスト・メッセージ [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 柴田よしきさんの「猫の遺言」、松村比呂美さんの「青い封筒」が良かった。両方ともちょっと最後うるっときた。

  • 短めなお話が多い印象。
    あと、このアミの会 割とお子さんの居ない夫婦が登場するイメージ。
    そんな家族構成をテーマにした短編集にしたらどんな作品を彼女たちは書くのだろう

    大崎梢「もうひとつある 鷹宮家四訓」
    自分は家族歴史、全く調べていないが、こういった旧家の方々はある程度学ぶ機会はあるのだろうか。
    ラストネタバレの理由にほっこり。
    自分の友人と兄弟が結婚するってどんな気持ちなのだろう。嬉しいのか、嬉し恥ずかしなのか。。

    近藤史恵「孤独の谷」
    世にも奇妙な物語に出来そう。。そんな発想したことなかった。。

    篠田真由美「扉を開けて」
    東野圭吾氏の作品も、母親がクローン?だったか若い娘に嫉妬する、みたいなのあった気がするけれど
    なまじ容姿が似ていたり、志半ばで出産子育てになると葛藤があるのかなぁ。。

    柴田よしき「猫への遺言」
    コロナ禍で、政府としては条件を無くしても葬儀場が責任をとれないからと未だ対面ナシ というのが問題になっていたけれど
    遺体というのは眠っている姿とは何故か全く違って、「あ、本当に亡くなってしまったのだな」とこみあげてくるけれど それが無いのはまた違った辛さがあるだろう。。
    昔100の質問 というのがSNSで回ったりしてきたけれど、 改めて、親しい人の好きな本や音楽、映画、旅行先体験など その人となりが知られることを知っておきたいなぁ。。と思った。

    永嶋恵美「キノコ煙突と港の絵」
    アニメ、あれかなぁ。。と思ったけれど、そうであった。ヴィクトルか~。。
    ゴールデンカムイは日露戦争後の話だけれど、第二次世界大戦のロシアと日本についての作品出ないかなぁ。。
    北方領土問題も、なかなか複雑な。。

    新津きよみ「十年日記」
    素敵なオチ。
    紙に書いたものはそれ自体が無くなったら消えてしまうけれど SNSのものって、ログインしなければ存在すら知られることなく埋もれてしまうよなぁ。。という
    メリットデメリットについてよく考える。
    検索機能は便利だし
    写真とか、現像が無くなってしまったらデータアップしてあるとそちらを活かせるけれど 現像しないと見返す事も少なくなってしまった。。

    福田和代「そのハッカーの名は」
    このコンビが解決する話を読んでみたい。

    松尾由美「みきにはえりぬ」
    お母さんかわいいなぁ。。結婚したら、苗字が変わって自分はこういう名前になる、とか想像してそうな。
    急死って、死は辛いけれど、また別の辛さがある。
    弟の同僚さんの父親が急死してしまったそうで対応について兄弟ラインで相談があったので『愛する家族を喪うとき』の一文を紹介したら、通常通り陣痛を迎えたのに、原因不明で子供が死産となってしまった妹より「イイネ」がついていた。。。。悲しみってなくなることは無いんだよなぁ。。時がたつと形が変わるってだけで。

    松村比呂美「青い封筒」
    夫、手紙を読んで、ちょっとでも接し方が丁寧になるといいなぁ。。手土産への対応の時は、なぜに??あの時から思うところがあったのか??
    『ケチな人とそうでない人は、…長い人生で損をしているのはケチな人。…節約が過ぎる人は物事の判断を迫まれたとき、金銭の損得を優先して考えるので、間違った判断をしてしまうことがあるという。』
    何か世の中、暇や孤独を感じている人と、愛情や時間を求めている人とがうまくマッチ出来ないかなぁ。。
    以前SNSで、自分が子供のころクラスに馴染めなくてつらかった経験から、今流行りの漫画を寄付したいので何がいいか相談している人がいて、それっていいな、と思った。

    光原百合「黄昏旅行 時の魔法編」
    このコンビの会話は読んでいて面白い。

    矢崎存美「たからのちず」
    赤毛のアンのいちご水、クランベリー水。
    絵本や物語のレシピ集 試してみたいなぁ。。
    色々とやってみたいことあるのに、いざ時間がある時になにも浮かばなくなるの何故だろう。。
    休みの最終日に行きたかったお店思い出したり。
    「西の魔女が死んだ」を思い出した。映画もまた観たいなぁ。

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著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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