戦争論 (まんがで読破) [Kindle]

  • Teamバンミカス
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  • 戦争とは「相手に自分の意志を強要するための暴力行為である」

    ナポレオンが強かった理由
    ①フランスの人口の多さ
    ②兵の機動力の高さ
    ③ナポレオンの戦略のうまさ
    ④大規模な国民軍(士気が高い)
    プロイセン軍は傭兵が多数


    戦略と戦術の違い
    戦争に勝つための戦闘の戦い方が「戦略」
    戦闘を有利に進める方法が「戦術」
    戦略が大元


    「戦争理論」とは勝つ方法を教えるものではなく、戦争の性質を考察するもの

  • 『戦争論』はクラウゼヴィッツが生前書き溜めたものを、死後遺族が本にしたものと知った。初版と第二版以降では編集されクラウゼヴィッツの意図しない読み方もされたようだ。その後ベトナム戦争後に『戦争論』は再研究され、戦争の本質に迫る再評価がなされているようである。このまんがで読破版もそれを踏まえて、現代の戦争(大戦〜冷戦〜テロ・ゲリラ)にも触れている。それはクラウゼヴィッツの生きた時代の戦争とはまったく異なる様相を呈しているが、思考停止しないで向き合って考え続けていくことが大事。とはこのまんがで読破版の著者の論。

  • 2022/11/30
    ナポレオン戦争期に連合国側として戦ったプロイセン将校であったクラウゼヴィッツの著作。戦争の目的と構成要素であり制約である政治や国民の支持について言及し、古典として時の試練に耐える戦争の本質を指摘した
    ・戦争とは、相手に自分の意志を強要するための暴力行為である。つまり戦争は目的のための手段
    ・戦争の重要な構成要素は国民の支持、政府の目的、軍隊の才能である。
    ・戦争には終了条件があり、ナポレオンは防衛のみだと諸外国の干渉が終わらないため、軍事的に抵抗不可能にすることで相手の意志をくじこうとした
    ・攻撃よりも防御の方が有利である。補給、地の利、士気の面で
    ・テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼの弁証法で書かれている。様々な制約がある現実の戦争、ナポレオンが目指した相手を軍事的に抵抗できない状態にすることを目指す絶対的戦争、新たな戦争

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著者プロフィール

クラウゼヴィッツ(1780〜1831)はプロイセンの将校で軍事理論家。ナポレオン戦争に従軍し、その体験から戦争・戦術を理論的に分析、政治の一側面として捉え、位置づけた。現在の政治学や安全保障の面でも高い評価を受けている。

「2009年 『国家を憂う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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