防災アプリ 特務機関NERV [Kindle]

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  • 平凡社
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感想・レビュー・書評

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  • Twitterのアカウントの存在は知っていたけど、オタクっぽくて気にしていなかった。本書を読んで高い志と技術をもつ人たちで運営されていて、アプリも防災アプリとして抜群に素晴らしいものであることが分かった。気象予報士、防災士として多くの人に知ってもらいたい。

  • テレビよりも速い災害速報を発し、今では日本最強の防災アカウントと呼ばれるようになった「特務機関NERV」 。本書はひと りの大学生が遊びで始めたTwitter アカウントから、気象庁と協力し、独自の防災アプリを開発するまでの10年間の姿を描いたノンフィクションです。

  • ツイッターは普段利用しないが、「特務機関NERV」はブックマークしていた。
    「非公式だが公認」という点に信頼感があった。
    後にアプリがリリースされたので、それも使わせて貰っている。
    本書を読んで、生みだしてもらった数秒で何をすべきかを考えていた。
    熱意と努力と技術で支えられているので、活用しなければと思わされる。

  • カラーバリアフリーに対応している背景も書かれていて、何故自分がこのアプリを見易いと感じていた理由が明確になりました。

  • 「特務機関NERV」というTwitterアカウントのことは知っていたが、なぜエヴァの中の架空の組織の名で真面目な災害情報ツイートをしているのかわからず、どことなく胡散臭いイメージを持っていた。こんな経緯があったとは……! 石森氏という強烈な個性の持ち主と、彼と思いを同じくする優れた技術者たちがいちパロディアカウントをほかに類を見ない災害情報インフラへと変えていく過程にわくわく。打ち込めるものを見つけ、技術と機会と信念が結びつくと、これほど大きなことができるのかという驚き。ドキュメンタリーとしてのおもしろさはもちろん、一人一人が防災意識を持つことの大切さについて強く訴えかけてくる有意義な一冊だった。

  • 何となく入れていたアプリだったが、こんなにも努力の結晶があるとは思わなかった。応援していきたい。

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著者プロフィール

ジャーナリスト、編集者。1987年、北海道生まれ。2012年に山と溪谷社に入社し、登山雑誌の編集にたずさわる。18年に退社後は週刊誌『AERA』などで取材・執筆。宮城県石巻市の無料情報紙『石巻復興きずな新聞』副編集長も務める。編集・執筆を担当した書籍に『ヤマケイ登山学校 ロープワーク』(水野隆信監修、山と溪谷社)など。

「2020年 『下山の哲学 登るために下る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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