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感想・レビュー・書評
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202202/1~9巻まとめて。キャラが漫画向け(主人公は若く美しくスタイル良くてちょっと天然お茶目、的な)されているのは気になるけど、テンポよく読み進められ感動エピも程よく入ってたりで、面白い。
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引き続き、秋田から青森への旅。
大雨の山道、土砂崩れ、洪水、孤立集落、そしてついに蝦夷へ! -
19世紀後半、エゲレス人女性旅行家イザベラ・バードが明治初期の日本を旅する漫画の第9巻。
今巻は青森県碇ヶ関(現平川市)から函館まで。
碇ヶ関で水害を経験した話が読み応えがあった。碇ヶ関は急峻な山林に囲まれた地域で、長雨によって土砂崩れが起きて道が塞がれ、陸の孤島と化してしまう。食料を積んだ馬車が土砂崩れに巻き込まれて備蓄を失ったバード一行は道の復旧作業が終わるまでの数日間逗留し、乏しい食料のなかけが人の治療にあたる。
この話を読むと、急峻な山林に囲まれた日本の国土では治水が重要な事業であることがよくわかるし、風土気候が人々の性格や文化風習技術の立脚点になっているのではないかという作中のバードさんの考察も興味深く感じられた。
バードさんの日本旅行のきっかけが今巻で語られるのだけど、きっかけとなったのは生物学で多大な影響を与えたあのオッサン。ほんとうに種の起源て世界を変えたんだなぁ。 -
待望の第9巻。今号は碇ヶ関→黒石→津軽海峡→函館へ。相変わらず厳しい旅が続いているが、そのなかにも日本人の「自然と人間の共生」が描かれ、「興味深いわ」と目を光らせるバードさん。あのC.ダーウィンとの対面シーン(回想)も面白かった。次号はいよいよ蝦夷地探検!
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