全面改訂 第3版 ほったらかし投資術 (朝日新書) [Kindle]

  • 朝日新聞出版
3.88
  • (25)
  • (50)
  • (24)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 432
感想 : 49
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (189ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 基本的にインデックス投資しかしないので、それを再確認することができました。

  • 数多ある入門書の中でも特におすすめできるものな気がします。

  • 売れてる理由がつかめなかった。国債は選択しないなぁ。

  • 市場が、ずっこけたら、どうにもならない。

  • 投資に関する本で1番わかりやすく、そして投資を始めたいと思った人に真っ先にお勧めしたい良本!
    あらゆる投資家や専門家が、様々な見解を示す中で、インデックス投資のファイナルアンサーとして、銘柄まで具体的にピックアップされている点がすごい。また口座の開き方もかなり懇切丁寧に説明されているので、本当の投資初心者にかなり良心的な書籍。

    長期で分散して運用する、インデックス投資での資産運用が最もベストなほったらかし投資として良いと言う事は理解していたものの、様々な細かい部分の疑問が全てこの本で解消された。

    本書の中で、水瀬さんと山崎さんで多少スタンスが割れているんだろうなと言うことがうかがえる。山崎さんはドルコスト平均法は気休めだと言うが、共著者である水瀬さんがドルコスト平均法で20年間積み立て、インデックス投資で1億を形成したのは、見逃すことができない点だと思う。(山崎さんの場合は、収入の割に資産形成できていない、という記載が添えられている)
    山崎さんの合理的な考え方については、例えば私たちが感情が全くないロボットのような人間であれば実行可能だと思うが、やはり私たちには感情があり、だからこそ投資において、感情を排した合理的な判断はできないと思う。たとえ気休めだとしても、(多くの人が合理的な判断ができないからこそ)、感情を排除した毎月、余裕金額をある種機械的に積み立てていくドルコスト平均法によって水野さんのように資産形成するのが個人的には最適解だと感じている。(自分の意志力は大してアテにならないからこそ……)

    また、まとまった金額を一括投資で資産運用に回せる場合はその一括資金を分散させずに(機会損失になるので)投資をしようと思ったタイミングで一括投資するのが良いことの背景と考え方、
    まとまった金額を準備できない人にとっては、将来の資金を運用するためには、生活資金を半年分ほど確保した上で、月々で運用可能な額を投資に回すと言うドルコスト平均法での積み立てがやはり賢明だなとこの書籍を読んで感じる。

    また、リスク資産、無リスク資産の考え方について、本書でも指摘されているように、金融資本だけで人生を考えるのではなく、人的資本を含めて考える、という点に、私が感覚的に感じていたことがはっきりと言語化されていてとても腑に落ちた。若い層にとっての資産運用では運用資金の中身を無リスク資産(国債などのかたい資産)とリスク資産(株式などの変動のある資産)とにわけることの重要性をあまり感じていなかっが、これについて明確に記載してくれていてかなり腹落ちした。

    「リスク資産への投資額について、著者たちがぜひお伝えしたいのは、人は案外大きなリスクを取って運用しても大丈夫だと言うことです。例えば若い人は、ある程度安定した職に就いて健康で働いていれば、将来の稼ぎが見込めます。個人の将来の稼ぎの見込みを現在価値で評価したものを、経済学では人的資本と呼び、若者は 外して大きな人的資本を持っています。一方投資する金融資産の額は、まだ大きなものになってない場合が多いでしょう。現実的には資産運用の全額をリスク資産投資に回しても差し支えがない人が少なくは無いはずです。しかも人的資本には、仕事のスキルを高めたり、条件の良い職場に転職したり、より多く働くことにしたりして、増やすことができる伸縮性があります。 すなわち、投資で損をしても働いて取り返すことができるのです。また働きを強化しなくとも、支出を切り詰めて吸収することもできます。借金をしない範囲で行う投資のリスク位は、吸収できる場合が多いのです。」

    若いうちに失敗したとしても=投資で大きな損失を得たとしても、(仮にこれがインデックス投資で全世界株などの長期、分散、低コストで積み立てているものであれば20年などの長い年月をかけるのであれば結果的には損失にはならない可能性が高いが)、人的資本があるため、働いて取り戻すと言うことができる、ということである。
    ただし、確かにこれが60代70代にとっての話であれば、損失分を若い働き盛りの人たち同様に人的資本で回収できるかと言うと必ずしもそうではない。このへんの説明なくいっしょくたに「リスク資産と無リスク資産はわけるべき」と説明されているからこそ、違和感があったのだろう

    非常に学びが多かった。人的資本が大きい若いうちは、最大限惜しみなく人的資本へ投資し(旅行、人付き合い、読書、経験、学び)、余った金額をリスク資産として運用する。個人的な現状の最適解を導き出せた。

  • ・国内株式、海外株式の比率に言及されている
    ・年1回のリバランスが必要

  • 今から投資を始める人は絶対に読むべき一冊。

  • 「長期、分散、低コスト」の効いた全世界1本をシンプルに買い続ければいい、という提案

  • 最も賢い投資の方法を、端的に教えてくれる本。本書は、最も合理的な投資の3原則「長期・分散・低コスト」について、筋道立てて説明してくれ、その上で具体的に、購入すべき金融商品であるインデックスファンドをバシッと紹介してくれる。私はもともと著者山崎元さんの著書を読み、その内容通り、国内インデックスファンドと先進国インデックスファンドを半々で保有していたが、今後は本書の内容通り、全世界インデックスファンド1本に絞って購入していこうと思う。それを迷わず決断できるほど、説得力に満ちた素晴らしい書だった。

  • 前半は簡潔すぎて、少し物足りなく、後半はいきなり業界内の話で、用語が分かりづらかったです。具体的な投資商品も紹介されているので、今後の参考にします。

全49件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業、三菱商事入社。その後、野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、UFJ総合研究所など12回の転職を経て現職。雑誌、ウェブサイトの連載やテレビ出演多数。『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(文響社刊・共著)、『マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方』(講談社刊・共著)など著書多数。


「2022年 『マンガでわかる 世界でただひとつの株式投資入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山崎元の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×