鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない”方法 [Kindle]
- かんき出版 (2022年4月6日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (208ページ)
感想・レビュー・書評
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Kindleにて。
自分の味方は自分であって、全てを良いように捉えようといった内容。
ここでの強みは鋼の〜というところ。どんなに理不尽な目に遭っても自分にとってプラスになるように変えてしまえ、相手も虫の居所が悪かったんだ、きっと相手も辛いことがあったんだと自分に言い聞かせてポジティブを保てば、人生マイナスになることはないよって話。
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一読して、「はて?自分は自己肯定感が高いのだろうか?」ど自問した。
どうにも判然といない。
ようは現実に対しても、自分に対しても妙に達観しているというか、醒めているのかな?と思った。
この本に述べられたハウツーはおもにアファメーションだが、これを続ければ熱い心が手に入るのだろうか? -
自己肯定感の上げ方って意外に簡単なんだなと思った。
ヴィクトール・フランクルの夜と霧という本の事が書かれていて読みたくなった。
ヴィクトール・フランクル氏はユダヤ人の強制収容所の生還者らしい。
この本を読んだら自分の境遇を嘆くのが恥ずかしくなりそう。
以下ネタバレ!!!!!
↓
自分を世界一の親友にする
世界の常識はそれぞれ違うから、常識と思い込んでいるものはつまらなくてどちらでもいいこと。
自分が何歳だと思って生活するかが身体に与える影響を調べた「反時計回りの実験」では、70歳の人達を集めて20年前の建物や服装で生活させた。5日間の実験後は手先が器用になったり見た目が若くなったりなど被験者たちは若返った。自分の思い方次第で人生はどうにでもなるということ。
「本当の自己肯定感」は、性別、年齢、国籍、家族構成、仕事などといったレッテルを超えた「自分の存在そのもの」であるということ。「自分の存在そのものに無条件で価値がある」
スティーブ・ジョブズのスピーチ「君の時間は限られている。だから誰かの人生を生きて、時間を無駄にしないで。常識(ドグマ)に囚われるな。それは、他人が考えたことを鵜呑みにして生きるってこと。他人の意見に惑わされて、自分の内なる声を見失うな」
風に吹き飛ばされると思ったので、赤信号を無視して走って横断歩道を渡った。渡り切ってふと後ろを振り返ると、日本人は全員、ずぶ濡れになって吹き飛ばされそうになりながら、車が一台も走っていない横断歩道で、信号が変わるのをじっと待っていた。
何もできない赤ちゃんに対して親や祖父母が無条件で抱く愛情、その愛情を自分に対して抱くのが、本書で定義する自己肯定感だ。存在レベルの愛情。
良い自分、悪い自分、過去も含めて自分を無条件に受け入れ愛することが真の自己肯定感。
自分は誰かの役に立っている【自己有用感】
自分は何かができる【自己効力感】
自己肯定感とこれらを混ぜこぜにして語ることは非常に危険。
自己肯定感の低さを埋めるために自己有用感を高めようとすると、「自分はやりたいことも我慢してこんなに人の世話をしているのだから、あなたも同じようにしなさい」と押し付けてしまう。他人の幸せを心の底から喜ぶこともできない。
自己肯定感と自己中は違う。
自分よりすごい人が現れれば素直に感動、賞賛こそすれ、恐れることはない。
メイクは自分を大切にしているから、高級品も質を気に入ったからであり、マウンティングのためではない。
自分責めや過去の出来事責めは一切止める。
傷ついてる人が他人を傷つける。
傷つけてくる人はかわいそうな人。 -
Amazon Audible で聞いて、unlimitedで拾い読みをした。
「鋼の」というタイトルがキャッチーで頼もしそうで手に取った。著者が女性なので意外な印象。
自己肯定感が高い状態って、現状に満足しきって変化を起こすモチベーションが湧かないのでは、と思っており、そこを打破するヒントが得られればと思って読んだ。
(夏休みの宿題を心の底からやりたくない、自己肯定感がめっちゃ高い子供は、やるべき宿題をやらず怒られてケロッとしてるのでは…?みたいな)
自己肯定感が高まっていくと、自分がやりたいことが湧き上がってきて変化を恐れなくなり、色々前向きに取り組める。絶対やりたくないことはやらずに済む手段を考える、というあたりが答えのようで…
私自身はそこまで自己肯定感は低くなく、親も尊敬してるし環境にも感謝してるけど、理想を掲げて叱咤しないと怠ける自分がいるよねと思っており。
やたらとシリコンバレー礼賛してるけど、アメリカ社会情勢も問題だって色々あるでしょう?そこは触れないの??みたいな気持ちも湧き上がる。
結局、「これをやるべきだ、やれない自分が悪い」と考えるのは良くなくて、本当に自分がやりたいことを気持ちよくやることが良い、というシリコンバレー土着の宗教なのかなと思った。
やるべきことが世間に定められて、そこに向けて黙々と私を殺して取り組むのが美徳、という昭和的価値観も宗教。
どっちもイマイチ好きになれないけど、バランスをとって現実をサバイブできればいいなと思う。 -
それが出来ないから自己肯定感が低いったい!
って言いたいことばっかやった。
そりゃアメリカさんは違うけんねー、と。
ただ。
「毎日感謝をすること」
これは出来るかもしれない。
騙されたと思って、やってみようと思う。 -
・自分を世界一の親友にするっていう考え方すごく好きだと思った。
すごく頑張っているのに自信を持てない友達がいたとして、「大丈夫だよ!自信もってよ!」って声かけるのは簡単。なのに、自分のことになるとあまり上手くできない。
でも、自分のことを親友として一歩引いて見れば、不思議とすぐに前向きな言葉を見つけることができる。
・許すではなく赦す、という考え方もすごく刺さった。
生きていれば人を傷つけ、人に傷つけられる経験は誰でもあると思う。
行為自体は許せなくても、人(自分も他人も)は赦す。
・正直いうと、私は子供の頃は自分のことがすごく好きだった。
家族、親戚からたくさん可愛がられて育ったし、小さい頃は母親と出かけることが多かったが、どこに行っても「お母さんとそっくりね、可愛いわねぇ」みたいな言葉を必ずかけてもらったのをよく覚えている。(まあ子どもだし珍しいことではないけど)
別に誰かとの比較による可愛いではなく、自分の存在そのものを肯定されているような嬉しさに近かった。
小学生3,4年くらいだろうか、女子が女子らしく群れたり噂話が大好きになる年頃のとき、女友達からの「えー、自分のこと好きとかキモーイ」みたいな言葉にハッとして、私はグループからハブられるのが怖くてその意見に同調した。
以後、割とずっとその考えに支配されていたと思う。
自分の中にどこか好きじゃない部分を作らないと、友達と上手く付き合えない気がしていた。
でも実際はそんなことなくて、「私は私が好き」というマインドをちょっとずつ持つようになってからも友達は減らないし、むしろキラキラした友達が増えた。
これからももっともっと自分を好きになっていいんだと思えた。 -
今までの思考を変えれるキッカケになったと思う。自分は最高の親友を胸にもう下がらない自己肯定を持つ!
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最強の自己肯定感を身につける方法を解説した本。
幸福を感じるには自己肯定感を高め、維持することが大事です。自己肯定感を高めるだけでなく、高いまま維持する習慣を本書は教えてくれます。