斜陽の国のルスダン [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • うーん。2.5ってところかなぁ。
    ストーリーは展開も早くページ数も少ないです。
    よく言えば読みやすい、悪く言えば小学生向けってところでしょうか。
    だいぶ脚色されていると思うので、二次創作のような楽しみ方をするのが良いのでしょう。

    それでもあまり知らないジョージアの話でしたので、楽しく読めました。もう少し続きが読みたかったなとも思いますね。
    トマトスープさんの表紙が良いです。

  • モンゴル、ホラズム朝の侵略を受けた13世紀ジョージアを舞台に、苦難の時代を生きることになった女王ルスダンと王配ディミトリの人生を書く小説。読みやすくて面白かった!さらっとした文体なんだけど、激動の時代を書くだけあって常にドラマティックで先が気になり、あっという間に読み切ってしまった。ルスダンとディミトリは相当な美男美女だったそうで、きらびやかな衣装に包まれた姿はさぞ優美だったろうな~と思う。見てみたかったなあ。

  • ジョージアという国の女王に不本意にもなってしまった少女、ルスダンのお話。いつかは王に嫁ぐために政治や戦争などの知識もなく、頼れるのは幼い頃から一緒にいた人質の王子のみ。そんな未熟な彼女がもがき苦しみながらも、何とかジョージアを生き残らせようと奔走する姿が痛々しかった。

  • タマラ、ルスダンを知ったのは零さん(@zero_hisui)の4Pマンガでした。強烈に印象に残ってた。今ジョージアと言えば、駐日ジョージア大使のTwitterが知名度高いですね。

    そんなわけでタマラ、ルスダンの印象が強く残ってたので読んでみた本書。タイトル、プロローグからも死が間近に迫っている。私自身若い頃より死を身近に考えるようになった(死は等しいので本来若い老いは関係ないけど)。だから死に纏わる話はつらいですけど、読み物としてはとても美しく読みやすかったです。

    注)本書は、参考資料を元にした創作物にあたります。

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著者プロフィール

小説家。脚本家。漫画原作者。筑波大学比較文化学類卒業。筑波大学大学院人文社会科学研究科一貫制博士課程中退(修士取得)。
主に西洋史に取材した創作活動を行っている。これまでの作品にオーディオドラマ脚本『暁のハルモニア』『紺碧のアルカディア』『悠久のアンダルス』『1848』『軽業師タチアナと大帝の娘』(NHK-FM「青春アドベンチャー」にて放送)。縦スクロール漫画『フローラの白い結婚』原作(LINEマンガにて連載)。

「2022年 『斜陽の国のルスダン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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