- Amazon.co.jp ・電子書籍 (190ページ)
感想・レビュー・書評
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事業を改革するための基本要素が詰まっている。
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ヒューレット・パッカード、ダイエー、日本マイクロソフト社長を歴任した樋口泰行さんがパナソニックを再生していく物語。パナソニックのいいところ、悪いところを見通し、1on1ミーティングの導入、東京への本社移転を契機とした部屋構成の見直しなどにより風通しをよくし、情報が共有される組織へ変革していく様子が書かれている。後半は、パナソニックがリカーリングビジネスにシフトすること「現場プロセスイノベーション」を進めていくために必要なブルーヨンダーを買収し、統治していく様子が淡々と書かれている。単身で乗り込み、組織を変えていく中で、本当はもっと泥臭い話、生臭い話があったと思うが、それに触れずクールに書き切るのはそれが当たり前だと思えるからなのか。
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樋口さんがパナソニックという、いわゆる日本の大企業をどう変革したのかを知りたくて読んだ。
戦略の重要性、それとカルチャーを変えることの大切さが強調されていた。
当たり前のことを地道に取り組んだ、ということだと思うが、それが大変なのだ。
上手くいった部分が多く書かれていたが、きっと失敗した施策も多いのだろう。
僕も日本の大企業に転職して思ったのだが、社員は本当に優秀で真面目。
あとはリーダー次第。
リーダー不在の組織も多かったりする。
まずは自分がリーダーシップを発揮していこう、と改めて思った。