神の値段 (宝島社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 人前に姿を現さない画家、川田無名を中心とした現代アートをテーマにした作品 このミス2016年の作品と知っていたが、今頃になってようやく読めた。 アートの知識や業界について、作者の知識や情報収集はすごく興味深く読めた。 ミステリーとしては単純な内容で、簡単なフーダニットとホワイダニットで物足りなさを感じた。 アートの世界は酔狂な世界で、理解するには生きている世界も、価値観も違いすぎて無理だなと思った

  • 初めて読んだ"アートサスペンス"。
    正直、芸術には疎く読み切れるかなと心配だったが、短時間で読了。
    現代アートの世界の裏側に鋭く切り込んでいて、初めて知る世界でも興味が湧いた。
    なぜ、自分でも描けそうな絵画が信じられないような値段で売れるのか。
    いつも感じていた疑問にも思ってもみない側面があることを知った。
    アートとビジネスが混ざり合った現代アートの世界にサスペンス要素も入り混じった面白い小説だった。

  • 自分の知らない世界のことなので、読み始めは躊躇しましたが、面白く読み終えました。

  • 幻?な作家をめぐる、美術業界の胡散臭いアレコレ。

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著者プロフィール

1988年、京都府生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒。香港中文大学大学院修了。2015年、『神の値段』で第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞して作家デビューを果たす。主な著書に『ピカソになれない私たち』、『コンサバター 大英博物館の天才修復士』からつづく「コンサバター」シリーズ、『飛石を渡れば』など。近著に『カンヴァスの恋人たち』がある。

「2023年 『光をえがく人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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