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感想・レビュー・書評
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独身男性の自宅に美少女が舞い込んだ、なんて触れ込みの作品は星の数ほど有るだろうし、そこで妙なストイックさを発揮して手を出そうとしない、なんて作品も星の数ほど有るだろうね
本作もそのパターンなのだけど、壺から出てきたアーヤからたかしが得られたものは幾つか有るけれど、どちらかというと自分の中から湧き出たものを得た数の方が多そうという点は本作の特徴と言えるかも
独身男性が美少女と同棲すれば相手をどういった対象で見るかという点が問題になってくる。けど、たかしの場合は生活態様を見せる相手がいる、共に暮らす相手が居るという事実を得てしまった事が最大の課題となっているね
だからアーヤが来て最初にしたのは部屋の掃除だし、料理が出来ないアーヤの為に不慣れな手料理を振る舞ってしまう
それらはたかしが自覚していなかった自分を知っていく工程となっている
たかしはアーヤの闖入により、たかし自身の手によって少しずつ変わっていく
ただ、少しずつ変化するとしても、10年間逃げて現実と向き合って来なかったたかしにその道は険しいものとなるわけで
そこで純粋無垢にたかしを待つアーヤの存在が彼を元気づけているね
突如生活に飛び込んできて、無防備に信頼を寄せるアーヤからたかしが受け取ったのは自分を信じる心だったのかも
だからたかしがアーヤに願う事は過大な要求にならないんだよね
願いを叶えれば消えてしまう壺の精だから、彼女に支えられていたという事実のみを欲した
ここでアーヤが機械的な記録ではなく、一緒に生きていくという記憶を選んだのは良かったなぁ
たかしはアーヤから多くを受け取っていたけど、アーヤだってたかしから多くを受け取っている。そう感じられる描写だったね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
KindleUnlimitedでこの作者さんの本いろいろ読んでわりと面白かったので応援の意味で2巻は購入。漫画としてはまあ普通のラブコメ
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おもしろくていい話だったけど、各話の冒頭に、これが何話目なのか書いてなくて、気づいたら最終話まで行って、おまけの話になってた。