純喫茶トルンカ 〈新装版〉 純喫茶トルンカ<新装版> (徳間文庫) [Kindle]

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  • 谷中商店街を折れた細い路地の突き当たり。ショパンをBGMに美味しいコーヒーが飲める、蔦に覆われた古風な純喫茶トルンカを舞台とした3つの癒し系物語。テーマは再会(〈再会とは、人生における一番身近な奇跡である〉)。「日曜日のバレリーナ」「再会の街」「恋 の 雫」。

    マスター(立花勲)、その娘・雫、アルバイト・修一、雫の幼馴染み・浩太、格言好きの常連客・絢子…。

    ピュアな人々の心温まる交流に、読み終わってほっこりした。

  • とっても居心地の良い小説。
    まるで純喫茶トルンカに居るように。。。
    全体を通して『再会』が共通の3章からなる物語。
    1章の始まりからしてもう面白い!
    バッチリ心を掴まれました。
    まさかの前世の話が出てくるとは。
    みんなが幸せになって欲しいと思うお話。
    とっても癒されたー。続編も読んでいこう!

  • ほっこりカフェ系が読みたい気分だった&可愛い表紙に引かれて続編も含めてKindle Unlimitedでポチリ。あえて厳しく言えばまぁありがちな、個性豊かなカフェのマスターと従業員とお客さんのほっこり連作短編って感じ。でもなかなか楽しめた。
    どのお話も『再会』がテーマになっていて、トルンカの人達やお客さんがその再会を通して少しだけ成長する。
    1話目、バイトの修一君が「前世で恋人だった」という女、雪村千夏と現世で『再会』する話。
    2話目、トルンカの前にあった喫茶店と元恋人の記憶を引きずる余命の短い男が、元恋人の子供と『再会』する話。
    3話目、トルンカの看板娘・雫が亡き姉の元恋人、萩野と『再会』する話。
    ラストの終わり方はどれも明るくてほっこり(◍︎´꒳`◍︎)という感じ。
    余談だけど1話目で出てきた紙ナプキンバレリーナ、私もちょっと作り方ググってチャレンジしてみたんだけど、人にすらならず全然出来なかったw

    読み返しはしないけど続編はこのまま読もうかなと思います。

  • 商店街の片隅にある昔ながらの小さな喫茶店が舞台の「再会」をテーマにした心温まる連作短篇集。登場人物もストーリーもあまりにベタなので、疲れているときにぼーっとして読むくらいがちょうど良いかも。

  • ある日、修一のバイト先「純喫茶トルンカ」に前世で自分たちは恋人だったという女性が訪れる。

    こんな導入なのに、本話「日曜日のバレリーナ」は地に足ついた心暖まるじれったい恋の話になるのがすごい。
    他2作収録されているが日曜日のバレリーナが一番好みだった。

  • ほんわかして
    チョッピリ泣いた

  • 良かった。引き込まれた。続編も読みたい。

  • 短編なので読みやすかったです。私もトルンカのような喫茶店を見つけたいです。

  • 扉を開けたら、笑顔になれそうな、
    とっても好きなタイプの喫茶店。
    そこにいる人たち、訪れる人たちも
    一人一人魅力的。
    しかも、そこは谷中!!

    あぁ、なんて素敵なんだろう。
    店内に座って、香り高い美味しいコーヒーを
    飲んでいるような気分ですいすいと読み進み、
    時に涙ぐんだり、おとぼけな雰囲気に吹き出したり。

    読んでいる時間が幸せだなぁ
    と、思える小説。

    続編も買った。
    楽しみなような、読み終わるのが惜しいような。

    とにかく行ってみたい純喫茶である。

  • 再会がキーワード。喫茶店を舞台に、登場人物が主役を交代したながら描かれる。続編も楽しみな一冊。

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著者プロフィール

1977年千葉県生まれ。日本大学芸術学部卒業。「森崎書店の日々」で第三回ちよだ文学賞大賞受賞。同作品は映画化された。著書に「続・森崎書店の日々」「純喫茶トルンカ」「純喫茶トルンカ しあわせの香り」がある。

「2023年 『きみと暮らせば 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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