ミーニング・ノート歩き方ガイド2022 vol.2: 自分の進む道を見つけ出す [Kindle]

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  • 金風舎
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  • Soso

  • ミーニングノート(以下MN)活用法のヒントが盛りだくさんの対談形式のガイドブック。MN初めての方にも、MNを書いているけどなかなか効果や活用のやり方がわからないという方にも、お勧めしたいガイドブックです!

    手書きが嫌い、続ける自信がないソニーの福馬さんが、社内で仲間を集め、週に1回のシェア会を開催するところから、MNを活用した他者とのコミュニケーションを中心とした対話です。1日3つ、週21個の中から、3つに厳選したチャンスを理由と気づきとともにシェア会で話す。その場では、普通の雑談よりも圧倒的に濃密な共感が得られたり、深い学びがあり、まるで、「飲み会の3次会でしか聞けない深くて濃い話を、朝の15分で聞ける」体験だそう。
    MNを書き、ノート上で自身と対話し、大切なものを選びとり、声に出し、他人とシェアすることで、さらに自身の気づきが深くなったり、思いがけないコメントもらったり、その人の人生の一部を伴走している感覚や新しい思考の発芽体験を得たりする。そんな体験を共有することで、お互いを良く知り、信頼し合ったり、高め合ったりする。そんなコミュニケーションツールとして、MNが機能している話はとてもすてきだなと思いました。山田さんも福馬さんも実はガツガツするのが得意なタイプではなく、来たチャンスに積極的にYes!という「積極的受け身」タイプだという話は新鮮かつ意外で、親近感を持てる話でした。積極的でなければならないという固定概念を外し、積極的でない自分を受け入れて、かつ前向きになれるいいキーワードだと思いました。

    東京理科大学の渡邉さんとの対談は、自己肯定感を中心に据えたMNの活用方法について語られます。自己決定することで、どんな結果でも一定の納得感を持て、思った通りの結果になった時は自己効力感を得られ、自信につながる。MNでは日々3つチャンスを選択する。これ自己決定を毎日、毎週、毎年繰り返すことは自己効力感の向上の手助けになると考え、大学でもMNを導入しているとのこと。渡邉さん自身の活用法として、自分の人生で最も重要な資源である「自分」を良く知る補助線、アイディアや情報の整理ツール、日々の小さな変化の可視化や、自分を応援したり、感情をポジティブに変えるものとしての活用が紹介されています。これらが具体事例を交え語られており、シンプルに真似したい!と思いました。

    福間さん、渡邉さんのご自身のチャンスがつながったの話も書かれており、その部分も、とてもワクワクしながら読みました。
    MNが何なのかについては、メソッドの本に詳しく書いてあるので、そちらとセットで読むことを推奨します。Vol.3も楽しみです。

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著者プロフィール

チャンスをつかむメソッド「ミーニング・ノート」開発者。リーマンショックの影響で、勤めていた父親の会社が民事再生を申請し、一家全員無職となる。32歳で初の就職活動を行うなど、ゼロから人生を切り開かなくてはならず、チャンスをつかむために「ミーニング・ノート」を開発する。そこから人生が好転し、転職した一部上場企業ではたった1年で部長に昇格、日本女性リーダー育成事業(JWLI)のフェローに選ばれボストンに留学、外資系スタートアップ企業に社外取締役として参画する。また、日本で初めてInstagram・マーケティングの本の執筆も行う。2016年に株式会社ダイジョーブを設立。ミーニング・ノートを実践する場としてオンラインコミュニティを主催している。ビジョンは、世界中のチャンスを可視化すること。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)卒業
慶應義塾大学法学部法律学科 卒業
著書:「インスタグラム・マーケティング入門」(金風舎)
共著:「できる100の新法則 Instagramマーケティング」(インプレス)

「2021年 『新版ミーニング・ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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