世界史としての「大東亜戦争」 (PHP新書) [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 有識者達がそれぞれの切り口で大東亜戦争を評価した本。一つ一つのボリュームが少なく消化不良、期待はずれだった。

  • 興味深い論文が多かったが、どれも分量が短いので十分に論じ切れていない恨みがある。残念だ。

  • 【読書レビュー 593】
    細谷雄一編著『世界史としての「大東亜戦争」』PHP研究所、2022年

    大学で卒論指導を担当して頂いた国際政治学者・細谷雄一先生をはじめ15名の専門家による「先の大戦」の国際史の視点からの再検討です。
    因みに卒論のタイトルは『尖閣諸島を巡る日米中関係の変遷・2017ー2019年ー米国の対中安全保障政策を中心にー』です。

    細谷雄一(慶應義塾大学法学部教授)
    「先の大戦」を総括する新しい歴史的視座

    中西寛(京都大学大学院法学研究科教授)
    20世紀史のなかの第二次世界大戦と日本

    松浦正孝(立教大学法学部教授)
    中国と英国の秩序を超えようとした日本

    森山優(静岡県立大学国際関係学部教授)
    避決定を貫徹できなかった日本

    村田晃嗣(同志社大学法学部教授)
    ローズヴェルトの世界戦略と遺産

    アントニー・ベスト(ロンドン大学ロンドンスクールオブエコノミクス教授)
    イギリスのなかの親日派と抗日派

    家近亮子(敬愛大学国際学部教授)
    蒋介石の外交戦略と中国共産党史観
    ー「外交は無形の戦争論」の再評価

    大木毅(現代史家)
    ドイツの「転換」と三国同盟への道

    花田智之(防衛研究所戦史研究センター主任研究官)
    スターリンの対日戦略、軍事大国の陥穽

    宮下雄一郎(法政大学法学部教授)
    ド・ゴールと第二次世界大戦
    ー植民地帝国における戦後フランスの礎の構築

    加藤聖文(国文学研究資料館・総合研究大学院大学准教授)
    大日本帝国崩壊後も続く東アジアの激動

    小谷賢(日本大学危機管理学部教授)
    インテリジェンス比較
    ー縦割りの日米、情報集約の英国

    リチャード・オヴァリー(エクスター大学名誉研究教授)
    帝国の喪失がもたらした民主主義

    板橋拓己(東京大学大学院法学政治学研究科教授)
    ヨーロッパにおけるファシズムの浸透と競合

    森田吉彦(大阪観光大学国際交流学部教授)
    知識人たちの闘い
    ー国際秩序の変動と国際協調という問い

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著者プロフィール

慶應義塾大学法学部教授、東京財団政策研究所 研究主幹。
1971 年生まれ、慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学、博士(法学)。国際政治、イギリス外交史。主要著作:『外交による平和──アンソニー・イーデンと二十世紀の国際政治』(有斐閣、2005 年)、『迷走するイギリス── EU 離脱と欧州の危機』(慶應義塾大学出版会、2016 年)ほか。

「2024年 『民主主義は甦るのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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