ミスリル令嬢と笑わない魔法使い 【電子書籍限定特典SS付き】 (Mノベルスf) [Kindle]

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  • 双葉社
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  • ヒロインが事ある毎に自己紹介で「折れない」とか「打たれ強さは世界一」とか言うから、これは伏線か?なんかポキっと折れる事が起こるのか?とハラハラしながら読んだけど、本当に折れなかった。強い(笑)メンタルも体術も強い。そして頭良くない(笑)良くないと言っても、馬鹿というのではなく難しく考えない、という人。王子の顔を知らないというのも、デビュタントもしていないなら仕方ないかなと思えた。苦労人なんだけど常に明るくて、こんな人いないだろ!と思いながらも羨ましい。
    そして表情が変わらない、呪いのせいで感情を捨ててしまったヒーローが無表情について回ってる姿を想像すると微笑ましい。
    ただ、元婚約者に気絶までされてショック受けた人が、またそういう目に合うのではと思うと婚約は申し込めないのではと思うけど、ヒーローには幸せになって欲しい。

  • 前世の記憶がある子爵令嬢ミスタリア(18)、愛称ミスリルは「折れない欠けないヘコまない、打たれ強さは世界一!」。貴族令嬢とは思えないくらいお転婆で、身体強化魔法も使えて、心身ともに強い。
    婚約者に街中で婚約破棄された事をきっかけに、家のためかつ自分の好きな事でもある、働きに出る事にした。清掃の仕事で給金が高く、三食付き、住み込みの、ミスリルにとって好条件の求人を見つけた。しかしそこは宮廷魔法士団・紫水、通称・魔窟と呼ばれている場所で…。


    今まで誰も続かなかった魔窟の清掃を難なくこなし、元気と愛嬌いっぱいで宮廷魔法士団の人達には好かれるけど、そのせいでやっかみやらで嫌がらせがひどい、でも本人はモノともしない+恋愛もあるよってお話でした。
    現在3巻(完結?)まで出ていますが、1巻は1巻で完結してました。
    ヒーロー側の呪い告白問題とか残ってましたが、婚約でキレイに終わりました。
    (2巻まで読んで追記。2巻で完結だったけど、3巻も出たようです。)

    ミスリル以外に受かったのは4人、全員男。
    ミスリルに嫌がらせしたやつは何が気に入らなかったのでしょう?
    自分が一番目立ちたかった?
    団長とかに自分が気に入られたかった?
    仕事したくなかったのにミスリルのせいで求められる仕事ぶりが高くなった?

    フラスコって底辺より口が狭いと思うんですが、底で固まったものって逆さにして口から出る?
    丸いフラスコで、底にちょびっとだった?

    前世の記憶持ち=働く事に忌避がなく貴族らしくないとなるんだと思いますが、前世の記憶とか関係ないくらいのお転婆、破天荒さに感じたので(掃除も使用人のお手伝いで習得できたと思うし)、後半の掃除機とかの話で、前世の記憶持ちな事を思い出しました。
    マスクを作ったりや掃除機を開発して儲けられる?って話はありましたが、マスクは鉱山のある領地を思って考えていたもの、掃除機はこんなのあったら便利だと考えていたものとして、記憶はなくても良かったのでは?と思いました。
    これから重要になるのかな?

    ミスリルが強くて安心して読めました。
    ヒーローもグイグイいくタイプで、良い意味で意外でした。
    溺愛で良かったです。

  • ヒロインがちょっと元気すぎ。「貧乏」で「子爵」といえど、領地を持ち、使用人もいる家の御令嬢なので、わきまえるべきとこはわきまえてほしかったな(第三王子と出会ったとことか。いくら王子の顔を知らなくても自分より目上なのは明らかだから、話を聞いた他の人も言ってたけど、もっと恭しく対応すべきだったのでは?と…)嫌がらせももっと怒ってもいいと思うし、それこそ上司(雇用主?)にもっと早く相談して良かったと思う。前向きすぎて自分でなんとかしちゃう感じも、天真爛漫も度が過ぎるとその気がなくても逆にあざとく見えてしまうんだなぁと思った。
    ヒーローが早々自分の気持ちに気づいて、自分から行動を起こしたところは好感持てた。だけど「笑わない魔法使い」はちょっと疑問だったな。確かにあんまり笑わないけど、感情ないわけじゃないんだよな。ヒーローのドラゴン絡み設定必要だったかな…?2巻以降、ストーリーにがっつり関わってくるかな。あとヒロインの前世の記憶持ちも。1巻は別になくてもいいんじゃないかなぁと思ったんだけど…。

  • 前向きなミスリル、子爵令嬢ながらも庶民的で前向きでポジティブ!読んでいて気持ちが明るくなるストーリーでした。
    『氷の貴公子』と呼ばれる笑わない魔法使い、アルフリードがだんだん好意を寄せるのも、ムズキュンで良かった!

  • 婚約破棄されても、嫌がらせをされても、全くへこたれていないミスリル。それは凄いと思うけれど、周りの人はもどかしいだろうな。とも思えた。そんなミスリルが働くことになった魔窟ってどんなところなのか、知りたいような、怖いような。と、色々と想像してしまう。そんな「魔窟」になくてはならない存在になっていくミスリルは、本当に楽しそうに働いていて、見ていて楽しくなる。報告しなければいけないレベルの出来事でも、受け流してしまうのは心配になるけれど。アルフリードがミスリルに惹かれたのも、心から楽しそうな姿を見ていたからなのかな。と思えた。2人で掃除をしたり、買い物に行ったり。楽しそうに過ごす姿はずっと見ていたくなった。

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