自分を変える方法――いやでも体が動いてしまうとてつもなく強力な行動科学 [Kindle]

制作 : アンジェラ・ダックワース 
  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • 生きていて思うことがある。それは、身についた習慣を変えることだ。




    ロボットではないので、いきなり変身して新しい自分を手に入れるなんて、自己啓発書やスピリチュアル系じゃないのでそう簡単にはできない。





    著者が5年にわたり、さまざまな分野の、100人を超える指導的な研究者とチームを組んで、自分の行動がどのように変わるかという研究から生まれた。





    タイミングを重要な基準の1つにしている。




    「白紙状態」のときが始めやすい。昔からの習慣という抵抗勢力と戦う手間が省けるからなあ。





    と言っても、古い習慣が油汚れのようにこびりついている場合はどうすればいいのか。




    「新たなスタート」のタイミングを利用するのが良いとして、新年を例に上げている。




    新年に限らず、進学、就職、引っ越しなど人生には新たなタイミングに出会うチャンスがある。





    そういう時をうまく利用して、古い習慣をリセットして新しい習慣を身につけるのが良い。




    しかし注意点があった。それは好調なときは「逆効果」になる。




    やるべきことがあるのに、目先の事を優先してしまうことがある。




    そういうときは、目先の楽しみを求める欲求に抗うのではなく、欲求を味方につければいいと述べている。




    「欲しがりません勝つまでは」なんて、戦時中じゃあるまいし、気合、根性や忍耐に頼ってもうまくいかない。





    読んでいくと、新しい習慣を定着させるにはいろいろな仕掛けが必要なのが分かる。

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著者プロフィール

ケイティ・ミルクマン(Katy Milkman, Ph.D.)
ペンシルバニア大学ウォートンスクール教授。行動科学者。プリンストン大学でオペレーションズ・リサーチと金融工学でサマカムラウディ(最優秀)で学位取得、ハーバード大学でコンピュータ・サイエンスとビジネスのジョイントプログラムで博士号を取得。2021年度(最新年度)Thinkers50(経営思想家ベスト50)選出。ウォートンスクールで優秀教師賞を何度も受賞している。ホワイトハウス、Google、米国国防総省、米国赤十字社など、数多くの組織に行動変革のためのアドバイスを行っている。ワシントン・ポスト紙、ニューヨーク・タイムズ紙、エコノミスト紙、USAトゥデイ紙など多くのメディアで行動科学に関する記事を頻繁に執筆している。判断と意思決定のソサエティ元代表、ペンシルベニア大学の永続的な行動変容イニシアチブ共同代表、行動経済学の成果を広めるポッドキャスト「チョイソロジー」のホストとしても知られる。

「2022年 『自分を変える方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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