愛してるって言えなくたって (祥伝社文庫) [Kindle]

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  • 部下である中途入社の新人、加瀬が気になる課長の門倉。愛する奥さんと娘がいるノンケの自分が何故か寝ても覚めても加瀬の事ばかり考えている。ついには仕事や家庭にも影響が…。これは恋なのか?最後は破滅が待っているのか?課長、シッカリしてよ!ドキドキ・モヤモヤさせられた。2人の出会いが本屋で…という所がツボ。ビール会社の営業で、お仕事小説としても楽しめる。私的にはスッキリ&納得のラストだった。

  • 先日読んだ小説の巻末に新刊情報として載っていて、あらすじを読んで気になったので購入。
    めっちゃ面白かった。一言で言うとおっさんズラブ。
    主人公、うじうじ悩む割には、考えなしで暴走する時もあって読んでて飽きない。ずっとうじうじしてるだけだと、読者としてもイライラしてきてしまうけど、門倉の場合は恋に向かって暴走したりもするので見ていて本当に面白かった。
    加瀬のことを守ると意気込んだり、加瀬の前で着替えるのを恥ずかしがったり、男気があるのか、乙女なのか…笑
    切なかったり、滑稽だったり。色々な感情が行ったり来たり。
    結末が気になるけど、読み終わりたくない。門倉の少し滑稽な恋心をずっと読んでいたい。そんな気持ちにさせてくれる小説。
    ちなみに門倉は西島秀俊に、加瀬は杉野遥亮に勝手に脳内で変換して読んでました笑

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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