ナポレオン 3 転落篇 (集英社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 3巻の中でも圧倒的に面白かったです。まるで日本の戦国時代のよう。各国ともあっちについたかと思えば、やっぱり強そうな国につく。その中で、子宝に恵まれなかったナポレオンに待望の男児が誕生。この辺りは、秀吉を彷彿とさせました。転落の始まりは、ロシア遠征のモスクワからの撤退劇。寒い中、兵士が可哀想に思いました。その後、エルバ島に流されて、そこで終わっておけば良いのに、脱出してワーテルローの戦いへ。もったいないなあと思いました。ワーテルローの敗因は、何といっても歴戦の将軍たちがいなくなっていたこと。最期はセントヘレナで寂しく去ったのが、気の毒でしたが、波瀾万丈の人生を3巻を通じて堪能できました!

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著者プロフィール

佐藤賢一
1968年山形県鶴岡市生まれ。93年「ジャガーになった男」で第6回小説すばる新人賞を受賞。98年東北大学大学院文学研究科を満期単位取得し、作家業に専念。99年『王妃の離婚』(集英社)で第121回直木賞を、14年『小説フランス革命』(集英社/全12巻)で第68回毎日出版文化賞特別賞を、2020年『ナポレオン』(集英社/全3巻)で第24回司馬遼太郎賞を受賞。他の著書に『カエサルを撃て』『剣闘士スパルタクス』『ハンニバル戦争』のローマ三部作、モハメド・アリの生涯を描いた『ファイト』(以上、中央公論新社)、『傭兵ピエール』『カルチェ・ラタン』(集英社)、『二人のガスコン』『ジャンヌ・ダルクまたはロメ』『黒王妃』(講談社)、『黒い悪魔』『褐色の文豪』『象牙色の賢者』『ラ・ミッション』(文藝春秋)、『カポネ』『ペリー』(角川書店)、『女信長』(新潮社)、『かの名はポンパドール』(世界文化社)などがある。

「2023年 『チャンバラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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