仕事と勉強にすぐに役立つ「ノート術」大全 50冊超のノウハウがこの1冊で! あらゆるノート本、メモ本を試してみた! [Kindle]
- 日本実業出版社 (2022年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (205ページ)
感想・レビュー・書評
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前作の方が心に響いた。いろいろ内容が豊富、しかし多くは見たことがあった。
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考えを見える化することが、不安解消、目標達成に大きく役立つことがわかる1冊です。
頭の中でいろいろ考えていると不安が大きくなったり、それを人に説明しようとしても理解されなかったり、ということは多いようです。
なんでもいいので考えを書き出して見える化すると、それがすぐ解決することもあります。
どうやって書いたらいいかわからないという場合は、書き出し方がわかれば、悩みの解決につながるかもしれません。
多くの人が考えた「書き出す」方法やノウハウを、著者自身の経験も交えて紹介されています。
自分に合った方法だけでいいので、何かを実践してみると、悩みの解決のヒントとなる1冊ではないでしょうか。
【特に覚えておきたいと感じた内容の覚え書き】
「ごく単純に思える内容であっても、紙に書くことで初めてはっきりと言語化され、書いた文字を見て納得したり違和感を感じたりすることで思考が先に進む。全体を俯瞰でき、視野が広がる。手を使うと脳が活性化することも実証されている。」
→これまで、経営計画、事業計画を書くお手伝いをする中で、書いてみることで、多くの方が新しいことに気づいたり、不安だったものが見える化することで解消した、という場面を見てきました。
「仕事では満点を取るより、いかに早く合格点をとるかを求められることが圧倒的に多い。激しく変化する世界では、素早く仮設を立て実験し、違ったらすぐ修正する。少しくらい不格好でもまず動くものを作り、投入し、マーケットからのフィードバックをもとに修正する。」
→考えたことを見える化して人に見せると、新たな気づきを教えてくれたりします。説明も、口で説明するだけより、何か見えるものがあると、話は進みやすいです。
「夢と目標の違いは具体的な期限を設定しているか。『いつまでに実現させる』と決めると、目標に変わる。具体的で測定でき、頑張れば達成可能な、期限付きの目標を設定したい。長期的な目標や大切な価値観を持ちつつ、目の前のタスクに集中すると、人生が好転する。」
→私もそうなのだと思いますが、締切が設定されると、本気が出るという方も多いです。
【もう少し詳しい内容の覚え書き】
・すでに先人が膨大な時間をかけて発明し、積み上げてきたノウハウは、まずはそのまま使わせてもらえばよい。良いものを学び、組み合わせて実験してみて、たくさん失敗しながら、自分なりに使いやすく発展させていくと、ゼロからつくるより良い方法が見つかる。
○やりたいこと・やるべきことをどんどんこなす
・スケジュールは一元管理が原則。紙とデジタルの良いとこどりをしようとして両方使うのが一番いけない。分けるとダブルブッキングが発生する。複数のツールを使う時は、必ず優先順位を付け、紙は自分のため、デジタルは他人のためと割り切って優先順位を変える。
○画期的なアイデアを生み出す
・ごく単純に思える内容であっても、紙に書くことで初めてはっきりと言語化され、書いた文字を見て納得したり違和感を感じたりすることで思考が先に進む。全体を俯瞰でき、視野が広がる。手を使うと脳が活性化することも実証されている。
・ノートの使い方より、集中してノートと向かい合う時間をいかに確保するかの方が本質。とはいえ、使い方を知ると「面白そうだから試しにやってみよう」と思えて、行動につながる効果はある。学ぶ→実践というサイクルが重要。
○いつでもどこでも人生を前に進める
・思いつきのアイデアは、ときに悩みを解決する突破口になるが、それよりも、常にそのことを紙に書いて考え続ける習慣のほうが重要。リラックスした状態のほうがアイデアは出やすいが、それをいつでも書き留めておく方法を考える
○頭の中を片付けて、気持ちがすっきりする
・資料を作る際、まず全体像を紙に書く。伝える内容の要素をすべて書いて、どういう流れでどの順番で伝えるのかを、まずは紙の上で考える。できれば、各スライドのデザインと文字のイメージまでざっくりと書いてからPCを使うほうが、遠回りのようで圧倒的に効率的。
○必要な知識を頭に効果的にインプット
・人に与えられた情報をそのまま書き記しておくことに意味はなく、そこからどんな気づきを得て、要するにどういうことかを自分の頭で考えることが重要。
○人生を変える、夢を目標に変えて実現する
・ミッションは大切。仮説でよいのでミッションを書いてみると、人生が変わる。短期的に稼ぐためというより、ビジネスを長く続けるため、あるいは人を巻き込むために重要。価値観が合う人が集まり、合わない人は離れていく。大切な場面の判断基準にもなる。
・夢や目標を実現させるため、まずは書いて可視化し、潜在意識に刷り込む感じでそれを何度も見直したり書き直したりすることが重要。書いたことを声に出すと、その効果はより高くなる。潜在意識に達成したい目標が刷り込まれると、行動しやすくなる。
・夢と目標の違いは具体的な期限を設定しているか。「いつまでに実現させる」と決めると、目標に変わる。具体的で測定でき、頑張れば達成可能な、期限付きの目標を設定したい。長期的な目標や大切な価値観を持ちつつ、目の前のタスクに集中すると、人生が好転する。
○紙に書くことの意味
・頭の整理やアイデア出しのポイントは、大量に書き、アイデアの要素同士を組み合わせること。
・タスク管理は、頭のメモリーの消費を抑え、他のことのパフォーマンスを上げるため。タスクは、期限を決めると、優先度も自然と決まるし、やる必要のないタスクは消える。
・資料作成で時間がかかるのは、確認不足による手戻りが原因であることが多い。一度方向性がずれると、修正に時間がかかる。ざっくりしたイメージを見える化して確認をとると方向性がわかるし、依頼した側も安心する。
・仕事では満点を取るより、いかに早く合格点をとるかを求められることが圧倒的に多い。激しく変化する世界では、素早く仮設を立て実験し、違ったらすぐ修正する。少しくらい不格好でもまず動くものを作り、投入し、マーケットからのフィードバックをもとに修正する。
・目標実現には、どれだけ“行動”するかが重要。紙に夢や目標を書いて何度も見直すことで、脳がそれを事実と誤解し、「現実」とのギャップに違和感を感じ、そのギャップを埋めるために“行動”していたほうが楽、というモードになると、目標を達成しやすい。