- Amazon.co.jp ・電子書籍 (378ページ)
感想・レビュー・書評
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仕事の合間合間に読んで、だいぶ癒された。
煮詰まった頭をほぐすのはSFだと気が付いた。
ミステリーやノンフィクションでは脳をほぐせない。
新しい発想や、希望はSF脳からしか生まれない。
何より荒唐無稽なことを考えるのは楽しい。
またSF脳を作っていこうと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
SFレビュアーとしてネットではよく知られた著者が、17のテーマを設定し、それぞれのテーマを代表するSF名作を紹介する。それぞれのテーマで紹介されている作品はどれも有名なものばかりで、読んだことはなくてもタイトルは聞いたことがあるものばかりだった(読んだことがあるのは全体の1/3くらい)。
こういった「本の紹介」をする本では、各作品の内容をどのくらい紹介するかの塩梅が難しい。内容を詳しく説明しすぎれば実際の作品を”読んだ気”になってしまうし、紹介が少なすぎると興味を持つ事ができない。
その点、著者は長年のレビュー経験を活かして「多すぎず少なすぎず」絶妙な分量で内容を紹介してくれる。いくつかの作品では最後のネタバレまでしてしまうのだが、それでも作品を読んでみようという気にさせるからすごい。
SFって難しそうだし、硬い内容だから・・と思っている人に渡せば、少なくとも一冊は興味を持ってもらえる本が出てくる・・・そんな一冊だ。 -
SFは全くと言っていいほど手に取ってこなかった世界。でもこの本を読むと、もっと読んでみたいと思わせる!新しい世界の扉を開いたという意味で高評価。