世界の「今」を読み解く!【図解】新・地政学入門~地理の政治学~ [Kindle]
- あさ出版 (2022年12月15日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (288ページ)
感想・レビュー・書評
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戦争の歴史をかいつまんだ本。主語がわかりづらい点はあるが、全体としては分かりやすい。
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結局、厄介なご近所に囲まれていても引っ越せないんだから自分はどう振る舞うかどう準備するかというのは、他人に任せてばかりではいけない。できることは自分でやり、1人じゃできないことは他人の力も借りつつやっていくしかないんだから、もういい加減必要なことは始めないと。
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わかりやすい。日本人は戦後教育とマスコミ誘導により交戦権を放棄した国に攻め込むような国家はいないが如くの幻想を抱き平和の本当の意味を知らずに育ってきた。冷戦構造が21世紀の直前で崩れ、恒久平和幻想が現実のような錯覚さえ覚えた。しかし、その後に起こった数々の地域紛争や今現在、ウクライナに侵攻したロシア、パレスチナ問題などの現実は未だ国境を跨いで力を行使する国家の存在を我々に再認識させるとともに我々の頭の中をもう一度現実に即して再構築する必要性に迫られている。本書は地政学を分かりやすく紐解き、過去から現代までの歴史的流れとランドパワー、シーパワーの両面でそれぞれの国家(大国)が経済圏と安全保障圏の拡大を目指して領域を拡大するモチベーションを伝えている。こと日本に関して言えば中国という民主主義とは相容れない国家が海を挟んで対峙する状況にあり、その国家が経済成長をエンジンとして経済圏拡大の視点で一帯一路や九段線といった領土拡大を行なっていることを肝に銘ずる必要がある。
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「民主主義国家間では戦争は起こりにくい」というデータに希望が持てた。
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地政学関連の本はいくつか読んでいるがこれが一番内容が入ってきやすかった。なぜなら、では日本はどうするべきなのか、という観点で書かれているからである。ロシアウクライナ戦争は決して対岸の火事ではない。日本は、ロシアだけではなく、台湾ひいては尖閣諸島への野心を隠そうともしない中国、独裁政治で核保有国の北朝鮮の隣国なのである。今後の情勢に非常に興味を持てるようになったという点では非常に良い著作だと言える。
第一次世界大戦以降の現代史についても非常にわかりやすかった。特に各国の思惑に重点を置き、なぜその事象が起こったのかについて理解しやすかった。 -
今の経済を俯瞰するには地政学をざっと俯瞰するのが一番と思い、読んでみた。
内容は、主要国を巡る歴史、特に戦争の歴史にスポットを当て、その国・地域に起こっている戦争・紛争の理由を深掘りしていく、という印象。
アジア・中東・旧ソ連を巡る状況がざっと理解できたかな。 -
地政学について一度も読んだことがなかったので、
まさに入門的に読んでみた。
世界についてまだまだ知らないことがたくさん。
ほんと少しだけど見識がひろがった。かな。 -
その昔、SEALDsという学生団体が「日本が攻め込まれたら、酒を飲んで話し合う」的な発言をしていた事をふと思い出した。昨今の世界情勢を見ても同じことが言えるだろうか・・・。現実を正しく認識できる大人に成長している事を切に願う。
日本は社会主義国に囲まれた危険地帯に位置している事に、改めて危機感を覚えた。
戦わずして自分を守るために、しっかり武装しておく。これが戦争を避けるための最適解であると思う。 -
動画などでも地政学を視聴している。
なぜ戦争が起こるのか、なぜ海が大事なのかなど解説してくれている。