ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい (河出文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 映画だけではわかりきれなかった部分が全部分かったような気になった。
    自分と重なって共感できる部分が、複数の登場人物をまたがって出てきた。七森と麦戸ちゃんにも、白城ちゃんにも。自分の中の人格の揺らぎを実感した。
    七森と麦戸ちゃんの間に生まれる会話をとても羨ましいと思う。1番素直で純粋で、相手にちゃんと伝えることから逃げない会話。とても難しくて体力を使って、関係が壊れるような危険性を伴うものでもあると思うけど、ちゃんとそれができる存在がいるというだけで人生が生きやすさと生きにくさを両方抱えて、でも確かなものになるんじゃないかな〜と思った。

    多分、この本をずっと持ち歩いて度々考え直すことになる気がする 自分がどうやって変わっていくのか、部屋と同じようにこの本に見守られたいなー

  • 読み終わった今、不思議な気持ち。この気持ちを言葉でどう表現すればいいのかわからない。
    でもこの本が扱おうとしているテーマには強く共感する。

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著者プロフィール

1992年生まれ。著書に小説『回転草』『私と鰐と妹の部屋』(書肆侃侃房)、『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』第38回織田作之助賞候補作『おもろい以外いらんねん』(河出書房新社)、宮崎夏次系氏との共作絵本『ハルにははねがはえてるから』(亜紀書房)など。最新刊に初の長編小説『きみだからさびしい』(文藝春秋)、児童書『まるみちゃんとうさぎくん』(絵・板垣巴留、ポプラ社)がある。

「2022年 『柴犬二匹でサイクロン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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