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感想・レビュー・書評
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東南アジアで子育てなどをしている方。
Voicyでも人気となり、対談などで、何度か聴いていました。
今回、マレーシアの友達の家に行ったところ、狭い日本人の世界なので、知り合いとか。
マレーシアは経済的にも日本より低いとされているけど、幸福度が高い理由、もともといろんな民族や宗教がいるから、違って当たり前文化があり、許容度が高いと。
昔は日本ももっと適当だったけれど、ちゃんとしていくに従って生きにくくなってない?
お子さんが通ってた学校では、発達障害がある子も一緒に学んでいたという。
それはきっと良いことで、理解が深まる。
私は弟が統合失調症になり、家族会のボランティアをしているけれど、お子さんの学校のことで悩んでいる人は多いし、発達障害からの二次障害で統合失調症になる人もいるらしい。
統合失調症の原因はまだ解明されてないようだけど、引き金になるのはストレスというので、発達障害の生きづらさを解消できたら、統合失調症で苦しむ人は減る気がしている。
日本はこの生きづらさにより、精神疾患がさらに増えていく気がしています。
のもきょうさんのお子さんが通う学校では、白黒はっきりつけない議論をする。
目的は白黒ではなく、どちらも正解、相手を理解をするため、と。
正解が一つでないことを学ぶ、日本の白黒つけたがる思想はとても危ないなと思ったので、そこは共感。
日本がマレーシアが、じゃないし、どちらも良いのだと思う。
ただ、もう少し肩の力を抜いたほうが、日本人は幸せになれるのかもしれない。
今回クアラルンプールに行って、1番高いと言われるバーに連れて行ってもらったけど、景色は良かったけど、サービスは酷かったし、もう2度といかないと思う。
値段に比例するサービスはあっていいと思うし、友達のレジデンスは修理が必要なインフラがたくさんあって、でも直してくれなくて、そういうところは日本がいいなぁ。
今回クアラルンプールに行ったから、さらに色々深く思うところがありました。
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日本での会社員生活をへて、子どもとマレーシアに教育移住した著者。日本の「ちゃんと」「きちんと」は行きすぎていて、世界標準でみたらマレーシアのように「まぁいっか」「多民族国家だから人と人が違って当たり前、何か起きてもそれが当たり前に受け入れる」のが普通とあった。
そのほうが人間みんな楽に生きていけるのかもしれない。
マレーシアには行ったことがないので興味深かった。
「まあいっかと楽に生きる本」とタイトルにあるが、書いてあることのほとんどが日本サゲ(マレーシア上げ)で日本生まれ日本育ちの自分には少しくどいなと感じることもあった。
ただ、日本の社会システムや教育システムはこのままでいいのか?と自分としても日々疑問に思っていたので、多民族国家のマレーシアでの教育環境や考え方について書かれており参考になった。
マレーシアに行ってみたいと思った。 -
凝り固まった自分の考えがほぐれていく。
白黒はっきりさせたがる、こうある「べき」に捉われる。これらを取り除いて、まあいっか!正解はひとつじゃないよ。違いを違いのまま受け入れたら楽になるよ。ってな本。 -
(2023/176)マレーシア在住11年になる著者の比較社会論。タイトルには「東南アジア式」とあるけど「マレーシア式」が正しい。僕もマレーシアを含む東南アジア複数国に居住して11年目。マレーシアの「緩さ」は大好きだし快適だったので、著者の見解には大いに頷ける。妻もマレーシアのそうした社会性には概ね好意的だった。ただ、本書を購入した時「日本に戻って来たらそうとは言ってられないからね」とも。日本がこうした社会になるとは思えないし、そうしたいと思う人も多くないと思うけど、僕はやっぱり東南アジア好きだなぁ。