日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 (角川新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • かつてなんとなく通った道を、ナビゲーターに導かれるままに再び歩いたような。あったなあこんなのと懐かしみ、また、こんな風景もあったのかというような発見もしたり。
    より渦中に近い人ほど当時の熱気を思い出すであろう。しかし、渦の外縁部で涼風を感じていた程度では、のんきに当時を振り返るような楽しみかたをしていた。
    第5章中盤、押井守の評に至るまでは。

    詳細は省くが、著者は押井守、庵野秀明、新海誠に忖度しているように読める。第5章中盤以前とその後では文章の風合いも異なるように感じられる。
    著者の来歴は詳しくないので全くの勘違いかもしれない。

    上記勘違いかもしれない箇所は勘違いらしい。以下、著者からのフォロー。(https://twitter.com/Ryu_Hikawa/status/1699631588433432772
    『ご感想ありがとうございます。順番に書いたわけではなく、新海誠章から書き始めて、全体が見えてからエヴァを補足的に書き足した本なので、途中から急に方針を変えたりしたつもりはありません。どう読まれるのも自由ですが「忖度した」というと著者の自分の意志に関わることなので、事実無根であることを表明しておきます。よろしくお願いします。』

  • 読書会で紹介された本。
    いちいち説明に納得感があるところが快楽的でおもしろかった。ここに書かれていることが正しいかどうかはしらん。

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著者プロフィール

1958年兵庫県生まれ。アニメ・特撮研究家。特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)副理事長。大学在学時からアニメ誌上で執筆を始め、2001年に文筆家として独立。文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員、毎日映画コンクール審査委員、東京国際映画祭プログラミング・アドバイザーなどを歴任。主な編著書に『20年目のザンボット3』(太田出版)、『細田守の世界――希望と奇跡を生むアニメーション』(祥伝社)、『安彦良和アニメーション原画集「機動戦士ガンダム」』(角川書店)など。

「2023年 『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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